大引けの日経平均は前日比257.09円高の28226.08円となった。東証プライム市場の売買高は12億4498万株、売買代金は3兆1404億円だった。セクターでは電気機器、化学、精密機器が上昇率上位となった一方、不動産、保険、電気・ガスが下落率上位となった。東証プライム市場の値上がり銘柄は全体の34%、対して値下がり銘柄は63%
だった。
個別では、レーザーテック<6920>、東エレク<8035>、アドバンテスト<6857>の半導体関連を筆頭に、ソフトバンクG<9984>、ファーストリテ<9983>、キーエンス<6861>、日本電産<6594>、信越化学<4063>、HOYA<7741>、ダイキン<6367>、SMC<6273>などの値がさハイテク・グロース株が大幅に上昇。村田製<6981>、TDK<6762>、新光電工<6967>、ローム<6963>のその他のハイテク株も高い。エーザイ<4523>は前日の臨床試験結果が引き続き好感されて急伸。東証プライム市場の値上がり率上位にはラクス<3923>、Sansan<4443>、マネフォ<3994>などの中小型グロース株が多く並んだ。四半期営業黒字への転換が好感されたACCESS<4813>が一時ストップ高まだ買われ、ITアウトソーシングサービスの受注を発表したニーズウェル<3992>、配当予想の増額を発表したシキボウ<3109>なども急伸した。
一方、為替の円高・ドル安を受けてトヨタ自<7203>、SUBARU<7270>、三菱自<7211>
の自動車関連が軒並み下落。円安メリットの大きい任天堂<7974>も売られた。米長期金利の低下を受けて三菱UFJ<8306>、三井住友<8316>、みずほFG<8411>のメガバンクや、第一生命HD<8750>、SOMPO<8630>の保険も総じて軟調。直近の上昇が続いていた三井物産<8031>、三菱商事<8058>の商社株も利益確定売りが優勢。JR西日本<9021>、JR東日本<9020>の陸運や、KDDI<9433>、ソフトバンク<9434>の通信、日本郵政<6178>、武田薬<4502>などのディフェンシブ系も冴えない。三菱地所<8802>、住友不動産<8830>は国内証券によるレーティング格下げが嫌気されて大幅安、三井不動産<8801>も連れ安となった。
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