大引けの日経平均は前週末比350.34円安の27652.74円となった。終値としては5月13日以来の安値水準となる。東証1部の売買高は9億5163万株、売買代金は2兆0666億円だった。業種別では、空運業、鉄鋼、電気機器が下落率上位で、その他も全般軟調。医薬品のみ小幅に上昇した。東証1部の値下がり銘柄は全体の87%、対して値上がり銘柄は10%となった。
個別では、任天堂<7974>、ソフトバンクG<9984>、レーザーテック<6920>、東エレク<
8035>、ソニーG<6758>が揃って2%前後下落し、キーエンス<6861>は3%超の下落。ファーストリテ<9983>やトヨタ自<7203>も軟調だった。ホテルやレジャー施設の売却観測が報じられた西武HD<9024>は3%の下落。また、ネットマーケ<6175>は業績修正で材料出尽くし感が広がり、寿スピリッツ<2222>は一部証券会社のレポートが売り材料視され、東証1部下落率上位に顔を出した。一方、エーザイ<4523>やダイキン<6367>が逆行高。エーザイは認知症治療薬を巡り荒い値動きとなっているが、朝安後に切り返した。ファーマF<2929>は業績上方修正やロート薬<4527>との資本業務提携を発表して賑わい、ストップ高水準で取引終了。社長インタビュー報道が買い材料視されたJVCKW<6632>なども東証1部上昇率上位に顔を出した。
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