大引けの日経平均は前日比776.42円高の26992.21円となった。東証プライム市場の売買高は13億7866万株、売買代金は3兆2293億円だった。セクターでは卸売、鉱業、石油・石炭製品を筆頭に全面高となった。東証プライム市場の値上がり銘柄は全体の97%、対して値下がり銘柄は3%だった。
個別では、ソフトバンクG<9984>やHOYA<7741>を筆頭に任天堂<7974>、SMC<6273>、東エレク<8035>、ソニーG<6758>、ファーストリテ<9983>など主力のハイテクや値がさ株が大幅高。原油など資源価格の高騰を受けてINPEX<1605>のほか、三井物産<8031>、丸紅<8002>の商社株が軒並み高。伊藤忠<8001>は取引開始直前に業績・配当予想の増額修正及び自社株買いを発表して急伸。住友商事<8053>は目標株価引き上げも寄与。日本製鉄<5401>、IHI<7013>、コマツ<6301>の市況関連株、トヨタ自<7203>、SUBARU<7270>の自動車、メルカリ<4385>、エムスリー<2413>、ラクス<3923>のグロ−ス株、JR西日本<9021>、コーセー<4922>のインバウンドまで強く全面高商状。材料どころでは、第1四半期が好スタートとなったクスリのアオキ<3549>、国内証券による新規買い推奨が確認された円谷フィールズ<2767>が急伸した。
一方、東証プライム市場の売買代金上位では川崎汽船<9107>が下落。第3四半期好決算ながらも材料出尽くしとなったネクステージ<3186>は急落し、同業のIDOM<7599>も連れて大幅安となった。ダイセキ環境S<1712>は第1四半期に続く業績下方修正が嫌気されて大幅安。トプコン<7732>は国内証券によるレーティング格下げが重石になった。エアトリ<6191>、オープンドア<3926>などインバウンド関連の一角で軟化するものがあった。しまむら<8227>は上期好決算で一時急伸も伸び悩む展開、それでも最終的には上昇した。
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