大引けの日経平均は前日比45.10円安の33189.04円となった。東証プライム市場の売買高は15億9740万株、売買代金は3兆7962億円だった。セクターでは医薬品、陸運、卸売が下落率上位に並んだ一方、海運、鉄鋼、繊維製品が上昇率上位に並んだ。東証プライム市場の値下がり銘柄は全体の60%、対して値上がり銘柄は36%だった。
個別では、レーザーテック<6920>、ソシオネクスト<6526>、東エレク<8035>の半導体、三井物産<8031>、丸紅<8002>、伊藤忠<8001>の商社が下落。円安が進むなかでもホンダ<7267>、SUBARU<7270>、マツダ<7261>の輸送用機器の一角が軟調。キーエンス<
6861>、ソニーG<6758>、SMC<6273>、任天堂<7974>の値がさグロース(成長)株、JR東海<9022>、JR西日本<9021>の陸運なども冴えない。減益決算となったナガイレーベン<7447>、中国や韓国での販売動向が振るわないとの説明が会社からあったコーセー<
4922>が大きく下落。
一方、三井ハイテック<6966>が大きく上昇したほか、アドバンテスト<6857>、ルネサス<6723>、ソフトバンクG<9984>、ファーストリテ<9983>、HOYA<7741>、芝浦メカ<
6590>、イビデン<4062>などのハイテク・グロース株の一角が上昇。郵船<9101>、商船三井<9104>、川崎汽船<9107>の海運、日本製鉄<5401>、神戸製鋼所<5406>の鉄鋼も堅調。第1四半期好決算と業績上方修正を発表した高島屋<8233>が大幅高となり、外資証券がレーティングを2段階引き上げた三菱電機<6503>も上昇。トレックスセミコンダクター<6616>は国内証券のレーティング格上げが材料視されて買われた。
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