日経平均株価
始値 26892.73
高値 27062.17(09:43)
安値 26710.59(11:19)
大引け 26812.30(前日比 +295.11 、 +1.11% )
売買高 11億5248万株 (東証プライム概算)
売買代金 2兆6522億円 (東証プライム概算)
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■本日のポイント
1.日経平均は3日続伸、一時は500円超上昇する場面も
2.参院選での自民大勝を受け、政権基盤安定化を好感する買い
3.為替の急速なドル高円安進行も、輸出株を中心に追い風材料
4.半導体関連株の一角が売られるなど、買い一巡後は伸び悩む
5.売買代金は今一つながら、値上がり数は全体の9割弱占める
■東京市場概況
前週末の米国市場ではNYダウは前日比46ドル安と3日ぶりに反落した。米6月の雇用統計が市場予想を上回ったことでFRBによる積極的な利上げが続くという見方が浮上し売りが優勢となった。
週明けの東京市場では東京株式市場はリスクを取る動きが優勢となり、日経平均株価は3日続伸、一時は2万7000円台を回復する場面もあったが、その後は伸び悩んだ。
11日の東京市場は、総じて買い優勢の展開に終始した。前日に投開票された参院選は自民党が大勝を収めたことで、岸田首相の政権基盤が堅固になったとの見方で投資資金の流入を誘った。日経平均は一時500円を超える上昇で2万7000円台に乗せる場面もあったが、前場後半から買いの勢いが弱まり、上げ幅を縮小する展開に。後場は再び持ち直したものの上値は重く、2万6800~2万6900円の狭いレンジでもみ合う展開となった。外国為替市場で急速に円安が進行したことも自動車株やハイテク株を中心に追い風材料となった。ただ、半導体製造装置関連株に売られるものが目立ち、これが全体指数の上昇を妨げる要因となっている。売買代金は盛り上がりを欠いたものの、値上がり銘柄数がプライム市場全体の9割近くを占めた。
個別では、ソフトバンクグループ<9984>、トヨタ自動車<7203>が堅調だったほか、三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>などメガバンクも買いが優勢だった。ファーストリテイリング<9983>、任天堂<7974>などが高く、武田薬品工業<4502>も上値を追った。リクルートホールディングス<6098>も値を上げた。日本通信<9424>が商いを膨らませ値上がり率トップとなったほか、マニー<7730>も大幅高、IMAGICA GROUP<6879>も物色人気。大阪チタニウムテクノロジーズ<5726>にも買いが集まり値を飛ばした。
半面、レーザーテック<6920>、東京エレクトロン<8035>など半導体主力株が安く、安川電機<6506>も大幅下落した。メルカリ<4385>が軟調、東レ<3402>は大きく水準を切り下げた。SHIFT<3697>は大幅安で値下がり率首位に。JMDC<4483>、ワキタ<8125>、Sansan<4443>などの下げも目立つ。MonotaRO<3064>も売りに押された。
日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄はKDDI <9433>、ファストリ <9983>、第一三共 <4568>、テルモ <4543>、コナミG <9766>。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約91円。
日経平均へのマイナス寄与度上位5銘柄は東エレク <8035>、安川電 <6506>、エムスリー <2413>、NTTデータ <9613>、富士フイルム <4901>。5銘柄の指数押し下げ効果は合計で約42円。うち21円は東エレク1銘柄によるもの。
東証33業種のうち31業種が上昇し、下落は繊維製品、海運業の2業種のみ。上昇率の大きかった上位5業種は(1)医薬品、(2)精密機器、(3)陸運業、(4)その他金融業、(5)保険業。一方、上昇率の小さかった5業種は(1)電気・ガス業、(2)機械、(3)ガラス土石製品、(4)電気機器、(5)金属製品。
■個別材料株
△フロンテオ <2158> [東証G]
「NTT東日本との提携」との報道。
△アウン <2459> [東証S]
22年5月期最終損益黒字浮上。
△アダストリア <2685> [東証P]
第1四半期は想定以上の大幅増益に。
△スキヤキ <3995> [東証G]
3Dビデオによるリアルタイム配信の実証実験へ。
△ヘッドウォ <4011> [東証G]
米NVIDIAの「Metropolis Partner Program」に参加。
△北興化 <4992> [東証S]
上期営業利益は59%増で通期計画上回る。
△NOK <7240> [東証P]
三菱UFJモルガン・スタンレー証券が買い推奨に格上げ。
△東京通信 <7359> [東証G]
ニンテンドースイッチ向けゲーム配信開始。
△マニー <7730> [東証P]
22年8月期業績予想を上方修正。
△協和コンサル <9647> [東証S]
上半期業績予想を上方修正。
▼東レ <3402> [東証P]
「認定製品の一部で不適切な生産方法」との報道。
▼ワキタ <8125> [東証P]
第1四半期2ケタ減益決算をネガティブ視。
東証プライムの値上がり率上位10傑は(1)日本通信 <9424>、(2)マニー <7730>、(3)イマジカG <6879>、(4)C&R <4763>、(5)大黒天 <2791>、(6)大阪チタ <5726>、(7)NOK <7240>、(8)WDB <2475>、(9)ビジョン <9416>、(10)新日本製薬 <4931>。
値下がり率上位10傑は(1)SHIFT <3697>、(2)JMDC <4483>、(3)ワキタ <8125>、(4)Sansan <4443>、(5)安川電 <6506>、(6)CSP <9740>、(7)東レ <3402>、(8)メドピア <6095>、(9)モノタロウ <3064>、(10)LTS <6560>。
【大引け】
日経平均は前日比295.11円(1.11%)高の2万6812.30円。TOPIXは前日比27.23(1.44%)高の1914.66。出来高は概算で11億5248万株。東証プライムの値上がり銘柄数は1624、値下がり銘柄数は189となった。東証マザーズ指数は679.55円(2.93円安)。
[2022年7月11日]
株探ニュース
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