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【↓】日経平均 大引け| 3日ぶり反落、米株高も薄商いのなか追随できず (7月16日)

配信元:株探
投稿:2019/07/16 16:39

日経平均株価
始値  21644.38
高値  21655.52(09:09)
安値  21514.89(11:11)
大引け 21535.25(前日比 -150.65 、 -0.69% )

売買高  10億4065万株 (東証1部概算)
売買代金  1兆7423億円 (東証1部概算)

-----------------------------------------------------------------

■本日のポイント

 1.日経平均は3日ぶり反落、米国株連日の最高値も薄商いのなか追随できず
 2.為替がドル安円高に振れ買い手控え、中国景気の減速懸念も上値押さえる
 3.1ドル=108円割れの円高にも関わらず、トヨタなど自動車株しっかり
 4.小売や銀行、建設など内需株売られ、原油安を背景に石油関連なども安い
 5.売買代金は1兆7000億円台にとどまり、10営業日連続の2兆円割れ

■東京市場概況

 前日の米国市場では、NYダウは27ドル高と4日続伸した。米利下げ観測を背景に買い先行の展開となり、3日連続で史上最高値を更新した。

 3連休明けの東京市場では売り優勢でスタートし、日経平均株価は寄り後も漸次下値を切り下げる展開。後場は下げ渋ったものの、売り物をこなし戻り足に転じる力強さはなかった。

 16日の東京市場は、ここ連日で最高値を更新している米国株市場に追随する動きが期待されたが、外国為替市場で1ドル=108円を割り込むドル安・円高に振れたことが買い手控えムードにつながった。中国国家統計局が15日に発表した19年4~6月の実質GDPは前年同期比6.2%成長と1992年以降の統計で最低の伸び率となり、中国景気減速への懸念も嫌気されている。業種別には、円高にも関わらずトヨタが買われるなど自動車株が健闘する一方、小売や銀行、建設など内需株が冴えない。原油安を背景に石油株や資源関連株も軟調だった。海外投資家の積極的な買い参戦が見られず、商い低調が続く。東証1部の売買代金は1兆7000億円台にとどまり、これで10営業日連続の2兆円台割れとなった。

 個別では、ソニー<6758>が軟調。ファーストリテイリング<9983>ZOZO<3092>が値を下げ、三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>などメガバンクも冴えない。日本郵政<6178>の下値模索が続き、JXTGホールディングス<5020>も軟調。RPAホールディングス<6572>がストップ安、ベクトル<6058>も急落。ネオス<3627>KLab<3656>が売られ、コシダカホールディングス<2157>も安い
 半面、トヨタ自動車<7203>が続伸し7000円台を回復。SMC<6273>が買われ、安川電機<6506>も上昇した。バンダイナムコホールディングス<7832>も買いが優勢だった。低位株のレナウン<3606>が急騰し値上がり率トップ、IDOM<7599>もストップ高。インターアクション<7725>も値を飛ばした。クリエイト・レストランツ・ホールディングス<3387>も大幅高となった。

 日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄は第一三共 <4568>トヨタ <7203>安川電 <6506>デンソー <6902>スズキ <7269> 。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約14円。
 一方、マイナス寄与の上位5銘柄はSBG <9984>ファストリ <9983>ファナック <6954> 、ユニファミマ <8028>テルモ <4543> 。押し下げ効果は約57円。

 東証33業種のうち上昇は4業種のみで、上昇率の上位から(1)輸送用機器、(2)その他金融業、(3)金属製品、(4)その他製品。一方、下落率の上位5業種は(1)石油石炭製品、(2)電気・ガス業、(3)鉱業、(4)精密機器、(5)パルプ・紙。

■個別材料株

インタライフ <1418> [JQ]
 3-5月期(1Q)経常は黒字浮上・通期計画を超過。
△DDHD <3073>
 3-5月期(1Q)経常は51%増益で着地。
富士山MS <3138> [東証M]
 上期業績の計画上振れとイードとの事業提携契約締結を好感。
クリレスHD <3387>
 今期税引き前を13%上方修正。
テラスカイ <3915>
 3-5月期(1Q)経常は黒字浮上で着地。
UUUM <3990> [東証M]
 今期経常は11%増で5期連続最高益更新へ。
レイ <4317> [JQ]
 3-5月期(1Q)経常は4.7倍増益・上期計画を超過。
メタップス <6172> [東証M]
 9-5月期(3Q累計)税引き前が44倍増益で着地。
upr <7065> [東証2]
 今期経常を一転17%増益・最高益に上方修正、配当も10円増額。
アンファク <7035> [東証M]
 株式分割と株主優待制度の新設やスクエニとの資本・業務提携などを好感。

リミックス <3825> [東証2]
BPJが取引システム提供の海外交換所でも流出を確認。
パークシャ <3993> [東証M]
 354万株の公募増資と上限53万1000株の売り出しを実施。


 東証1部の値上がり率上位10傑は(1)レナウン <3606> 、(2)IDOM <7599> 、(3)テラスカイ <3915> 、(4)インターアク <7725> 、(5)E・JHD <2153> 、(6)クリレスHD <3387> 、(7)ユニゾHD <3258> 、(8)クボテック <7709> 、(9)ベイカレント <6532> 、(10)森永乳 <2264>
 値下がり率上位10傑は(1)RPA <6572> 、(2)SKジャパン <7608> 、(3)ベクトル <6058> 、(4)三機サービス <6044> 、(5)日本通信 <9424> 、(6)SI <3826> 、(7)サインポスト <3996> 、(8)富士興 <5009> 、(9)ヤマシタHD <9265> 、(10)ネオス <3627>

【大引け】

 日経平均は前日比150.65円(0.69%)安の2万1535.25円。TOPIXは前日比7.57(0.48%)安の1568.74。出来高は概算で10億4065万株。東証1部の値上がり銘柄数は752、値下がり銘柄数は1302となった。日経ジャスダック平均は3439.11円(10.84円安)。

[2019年7月16日]

株探ニュース
配信元: 株探

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