日経平均株価
始値 27788.68
高値 27907.45(09:19)
安値 27627.86(10:41)
大引け 27688.42(前日比 +120.77 、 +0.44% )
売買高 10億3441万株 (東証プライム概算)
売買代金 2兆5566億円 (東証プライム概算)
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■本日のポイント
1.日経平均は反発、前日の米株高を好感も上値は重い展開に
2.朝方は2万7900円台まで上昇する場面も、その後伸び悩む
3.岸田政権支持率低下で不安定な政治を嫌気する売りも観測
4.FOMCを目前に、買いポジションを高める動きは限定的
5.業種別は33業種中26業種が高く、個別は7割の銘柄が上昇
■東京市場概況
前日の米国市場では、NYダウは前週末比197ドル高と3日ぶりに反発した。前週に大幅下落した反動で買いが流入し、売り一巡後は引けにかけプラス圏に浮上した。
東京市場では、主力株中心に買い優勢の展開で日経平均株価は切り返しに転じたが、寄り後買い一巡後は漸次水準を切り下げ上値の重い展開だった。。
3連休明けの東京市場は、朝方はリスク選好の流れで日経平均は一時2万7900円台まで水準を切り上げたが、その後は急速に伸び悩んだ。前日の米国株市場でNYダウやナスダック総合株価指数など、主要株価指数が揃って反発したことで、投資家のセンチメントが改善した。ただ、空売りの買い戻しが一巡すると上値を積極的に買う動きは鳴りを潜めた。2万8000円台近辺では戻り売り圧力も意識されている。岸田政権の支持率が低下していることも相場にネガティブに働いているとの見方もある。日本時間22日未明に発表予定のFOMCの結果やパウエルFRB議長の記者会見を前に買いポジションを高める動きは限定的だった。業種別では33業種中26業種が高く、食品や鉄鋼株などが強さを発揮した。個別では全体の7割の銘柄が上昇した。
個別では、任天堂<7974>が買われ、ソフトバンクグループ<9984>、東京エレクトロン<8035>もしっかり。キーエンス<6861>も上昇した。NTT<9432>、KDDI<9433>などが買い優勢、JT<2914>も堅調。ユニチカ<3103>が急動意、中山製鋼所<5408>も急伸、大平洋金属<5541>も高い。ここ急落していた三井ハイテック<6966>も切り返した。KLab<3656>、VTホールディングス<7593>なども値を上げた。
半面、売買代金トップの日本郵船<9101>が売りに押され、SMC<6273>も軟調。メルカリ<4385>、武田薬品工業<4502>が安く、HOYA<7741>も冴えない動きとなった。ダブル・スコープ<6619>はストップ安。クロスキャット<2307>、日医工<4541>、エイチ・アイ・エス<9603>なども大幅安に売られた。アイスタイル<3660>の下げも目立つ。
日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄はファストリ <9983>、KDDI <9433>、TDK <6762>、SBG <9984>、京セラ <6971>。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約74円。
日経平均へのマイナス寄与度上位5銘柄はエムスリー <2413>、テルモ <4543>、コナミG <9766>、中外薬 <4519>、オリンパス <7733>。5銘柄の指数押し下げ効果は合計で約32円。
東証33業種のうち上昇は26業種。上昇率の上位5業種は(1)ゴム製品、(2)食料品、(3)鉄鋼、(4)卸売業、(5)繊維製品。一方、下落率の上位5業種は(1)海運業、(2)不動産業、(3)精密機器、(4)医薬品、(5)陸運業。
■個別材料株
△ヘッドウォ <4011> [東証G]
エヌビディア日本法人との協業を材料視。
△アピリッツ <4174> [東証S]
音楽アプリ「ユニゾンエアー」のサービス移管を好感。
△バンクオブイ <4393> [東証G]
新作大型PRG「メメントモリ」リリースが10月18日に決定。
△Gセキュリ <4417> [東証G]
10月末を基準日として1株→2株に株式分割。
△フィナHD <4419> [東証G]
岩井コスモ証券が新規「A」でカバレッジ開始。
△DIシステム <4421> [東証S]
22年9月期業績及び配当予想を上方修正。
△マキュリRI <5025> [東証G]
不動産評価クラウドサービスのタスと事業提携。
△東京通信 <7359> [東証G]
投資先のアイドルプロジェクトの総合プロデューサーに秋元康氏就任。
△ピープル <7865> [東証S]
8月度の月次も前年同月比倍増。
△南都銀 <8367> [東証P]
23年3月期最終利益及び配当予想を上方修正。
▼パルマ <3461> [東証G]
22年9月期業績及び配当予想の下方修正と株主優待制度の廃止を嫌気。
▼WSCOPE <6619> [東証P]
韓国子会社の公開価格6万ウォンに正式決定。
東証プライムの値上がり率上位10傑は(1)ウィズメタク <9260>、(2)デジハHD <3676>、(3)ユニチカ <3103>、(4)アイル <3854>、(5)南都銀 <8367>、(6)人・夢・技術 <9248>、(7)ユニプレス <5949>、(8)中山鋼 <5408>、(9)ファイズHD <9325>、(10)MSOL <7033>。
値下がり率上位10傑は(1)WSCOPE <6619>、(2)クロスキャト <2307>、(3)コーセル <6905>、(4)日医工 <4541>、(5)プロレド <7034>、(6)HIS <9603>、(7)Jディスプレ <6740>、(8)M&Aキャピ <6080>、(9)サツドラHD <3544>、(10)アイスタイル <3660>。
【大引け】
日経平均は前日比120.77円(0.44%)高の2万7688.42円。TOPIXは前日比8.71(0.45%)高の1947.27。出来高は概算で10億3441万株。東証プライムの値上がり銘柄数は1293、値下がり銘柄数は477となった。東証マザーズ指数は727.94ポイント(8.84ポイント安)。
[2022年9月20日]
株探ニュース
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