個別では、ミクシィ<2121>が週間で8.5%安、サイバーダイン<7779>が同5.1%安、ジャパンインベストメントアドバイザー<7172>が同11.1%安とマザーズ時価総額上位の一角で下げが目立った。そーせいグループ<4565>は同2.5%高とやや値を戻した。売買代金上位ではALBERT<3906>やディジタルメディアプロフェッショナル<3652>などが利益確定売りに押され、パルマ<3461>が週間のマザーズ下落率トップとなった。一方、フィンテックファンドへの参画などが材料視されたマネーフォワード<3994>が大きく買われ、JMC<5704>やテモナ<3985>が上昇率上位に顔を出した。ジャスダック主力では、目標株価引き下げ観測のハーモニック・ドライブ・システムズ<6324>が同11.3%安となり、エン・ジャパン<4849>も同7.4%安と下げが目立った。高バリュエーション銘柄で売り圧力が強まった。また、防衛関連の細谷火工<4274>や新株予約権発行を発表したリプロセル<4978>が週間のジャスダック下落率上位に顔を出した。反面、仮想通貨事業進出への思惑が広がるやまねメディカル<2144>、提携が材料視されている岡藤HD<8705>が引き続き大幅高となった。強い値動きの銘柄が物色を集める展開だった。IPOでは、5月31日上場のラクスル<4384>が大型のマザーズ上場案件ながら公開価格を上回る初値を付け、その後も活況を見せた。
今週の新興市場では、マザーズ指数が引き続き上値の重い展開となる可能性がある。ラクスルの活況ぶりなどから、個人投資家の資金余力の大きさや物色意欲の根強さが窺える。しかし、外部環境に対する警戒感も強く、全体として出直り機運が高まっているとは言いづらい。また、後述のとおりメルカリ<4385>など6月IPOのブックビルディング(BB)が始まり、需給面の重しとなる。需給良好な銘柄や値動きの軽い小型株が選好されやすいだろう。
今週は、6月6日に日本スキー場開発<6040>、8日にフルスピード<2159>、アイル<3854>、アイリッジ<3917>、HEROZ<4382>、イトクロ<6049>、シルバーライフ<9262>などが決算発表を予定している。HEROZは今年4月の上場時、公開価格の約10.9倍という記録的な初値を付けて話題を集めた。その後ややきつい調整となったが、上場後初の決算発表で改めて期待が高まるか注目される。
IPO関連では、注目のメルカリが6月4日から8日までBB期間となる。1日に発表された仮条件は2700円~3000円となり、目論見書の想定仮条件(2200円~2700円)を上回る水準で決定した。機関投資家等からの評価の高さが意識されそうだ。BBにおける需要状況を注視したい。なお、先週はMTG<7806>(7月10日、マザーズ)など3社の新規上場が発表されており、現時点のIPO件数は6月13社、7月3社となっている。
<FA>
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