東京株式(前引け)=反発、米株高と円安などを好感
きょう前場の東京株式市場はリスクを取る動きが再燃、日経平均は反発に転じた。前日の米国株市場ではシリア情勢を巡る地政学リスクへの懸念がやや後退、NYダウが大幅高となったほか、トランプ米大統領がTPP復帰に向け前向きな姿勢を示していることも追い風材料となった。外国為替市場では、1ドル=107円台半ばまで円安傾向で推移していることも輸出株中心に有利に働いている。ただ、2万2000円近辺では戻り売りも厚く、前場終盤は上げ幅を縮小している。なお、きょうはオプションSQ算出に絡み商いが膨らんでおり、前場の売買代金は1兆3000億円近くに達した。
個別では、三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306.T>などメガバンクが高く、任天堂<7974.T>、ファナック<6954.T>なども値を上げた。ファーストリテイリング<9983.T>も買い優勢。インターアクション<7725.T>が急騰、IDOM<7599.T>も高い。マネックスグループ<8698.T>も活況高となっている。半面、資生堂<4911.T>が安く、武田薬品工業<4502.T>も冴えない。安川電機<6506.T>も売りに押されている。ディップ<2379.T>が大幅安、メディアドゥホールディングス<3678.T>も利食われた。リンクアンドモチベーション<2170.T>が大きく下落したほか、ヤマダ・エスバイエルホーム<1919.T>も軟調。
出所:minkabuPRESS
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