大引けの日経平均は前週末比30.30円高の22481.09円となった。東証1部の売買高は10億6400万株、売買代金は1兆8136億円だった。売買代金はおよそ2カ月ぶりの低水準となる。業種別では、空運業、パルプ・紙、不動産業が上昇率上位だった。一方、石油・石炭製品や鉱業の下げが目立ち、海運業なども軟調だった。
個別では、ソニー<6758>が6日ぶりに反発し、2%高で本日の取引を終えた。マネックスG<8698>、東海カーボ<5301>、ファーストリテ<9983>なども堅調で、三菱UFJ<8306>や東エレク<8035>は小幅に上げた。また、業績上方修正のイワキ
<8095>、人工知能(AI)関連のブレインパッド<3655>、株式分割発表のソラスト
<6197>などが東証1部上昇率上位に顔を出した。一方、任天堂<7974>が売買代金トップで2%下げたほか、トヨタ自<7203>、資生堂<4911>、KDDI<9433>などがさえない。前週末のNY原油先物相場が大幅続落した流れから、国際帝石<1605>などの石油関連株は売りがかさんだ。産油制限の緩和観測が背景にある。石川製<6208>などの防衛関連株は急反落した。また、公募増資実施を発表した清水銀<8364>などが東証1部下落率上位に顔を出した。
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