２４日の米株式市場の概況、ＮＹダウ５０４ドル安 主要ハイテク企業の業績懸念広がる

　２４日の米株式市場では、ＮＹダウが前日比５０４．２２ドル安の３万９８５３．８７ドルと大幅続落した。決算発表後のテスラ＜TSLA＞とアルファベット＜GOOG＞が急落したことを受けて、主要ハイテク株の業績に対する警戒感が高まり、リスク回避ムードが強まった。ナスダック総合株価指数の下落率は３％を超えた。７月の米製造業購買担当者景気指数（ＰＭＩ）が好不況の境目を示す５０を下回り、６月の米新築住宅販売が落ち込んだことを受け、米国の景気減速シナリオも意識された。

　ボーイング＜BA＞やナイキ＜NKE＞、ビザ＜V＞が下落。キャタピラー＜CAT＞やホーム・デポ＜HD＞が軟調に推移した。半面、ジョンソン・エンド・ジョンソン＜JNJ＞とベライゾン・コミュニケーションズ＜VZ＞、コカ・コーラ＜KO＞が上昇。AT＆T＜T＞が急伸した。

　ナスダック総合株価指数は６５４．９３８ポイント安の１万７３４２．４１３と大幅続落した。エヌビディア＜NVDA＞やアドバンスト・マイクロ・デバイセズ＜AMD＞、メタ・プラットフォームズ＜META＞が大幅安。アップル＜AAPL＞やマイクロソフト＜MSFT＞、アマゾン・ドット・コム＜AMZN＞が売られたほか、ジェロン＜GERN＞が急落した。一方、ギリアド・サイエンシズ＜GILD＞がしっかり。マンハッタン・アソシエイツ＜MANH＞とシーゲイト・テクノロジー・ホールディングス＜STX＞が大きく水準を切り上げた。

出所：MINKABU PRESS