日経平均;31321.26;-304.74TOPIX;2233.42;-19.64
[寄り付き概況]
18日の日経平均は304.74円安の31321.26円と3日続落して取引を開始した。前日17日の米国株式市場は続落。ダウ平均は290.91ドル安の34474.83ドル、ナスダックは157.70ポイント安の13316.93で取引を終了した。中国株式市場の反発で安心感から買われ、寄り付き後、上昇。ただ、製造業や雇用関連指標が強く30年債利回りが10年ぶりの高水準に達するなど、金利の上昇を警戒し売りが次第に強まった。ハイテクも弱く、終盤にかけて株式相場は下げ幅を拡大した。
今日の東京株式市場は売りが先行した。昨日の米株式市場で主要指数が下落したことが東京市場の株価の重しとなった。また、外為市場で1ドル=145円70銭台と、昨日15時頃と比べ50銭ほど円高・ドル安に振れ、このところの円安の動きが一服したことが東京市場で輸出株などの買い手控え要因となった。一方、日経平均は今週に入り昨日まで800円を超す下げとなっており、押し目待ちの買いが入りやすかった。また、昨日は日経平均が前場に安値をつけた後は底堅い展開となり、日足では
「下ヒゲ」をつけたことから、相場の下値は堅いとの見方もあったが、寄付き段階では売りが優勢だった。なお、取引開始前に発表された7月の全国消費者物価指数
(CPI)は、生鮮食品を除く総合指数が前年同月比3.1%上昇した。QUICKがまとめた市場予想の中央値は同3.1%上昇だった。
セクター別では、その他金融業、小売業、サービス業、証券商品先物、空運業などが値下がり率上位、鉱業、石油石炭製品が値上がりしている。東証プライムの売買代金上位では、パンパシHD<7532>、ソフトバンクG<9984>、ルネサス<6723>、ファーストリテ<9983>、パナHD<6752>、神戸鋼<5406>、メルカリ<4385>、東電力HD<9501>、信越化<4063>、SMC<6273>、ソニーG<6758>、オリンパス<7733>、ダイキン<6367>、みずほ<8411>などが下落。他方、三菱重<7011>、INPEX<1605>、三菱商<8058>などが上昇している。 <CS>
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