大引けの日経平均は前日比160.48円安の32538.33円となった。東証プライム市場の売買高は12億2720万株、売買代金は3兆4388億円だった。セクターでは医薬品、不動産、精密機器が下落率上位に並んだ一方、が海運、石油・石炭製品、空運が上昇率上位に並んだ。東証プライム市場の値下がり銘柄は全体の57%、対して値上がり銘柄は38%だった。
個別では、米エヌビディアの株価下落を受けてアドバンテスト<6857>、ディスコ<6146>のほか、ソシオネクスト<6526>など半導体株が下落。ソフトバンクG<9984>、ソニーG<6758>、キーエンス<6861>、ファナック<6954>、安川電機<6506>、イビデン<4062>、ローム<6963>など値がさ株・ハイテク株も全般軟調。三菱商事<8058>、丸紅<8002>、三井物産<8031>の商社株は続落。リクルートHD<6098>、メルカリ<4385>のほか、SREHD<2980>、インソース<6200>、サイバーAG<4751>、シグマクシス<6088>などグロース株の下落が目立った。研究開発提携を通じて臨床試験中だった新薬の開発中止を米ファイザーが発表したことで、そーせいG<4565>は場中に値が付かずストップ安比例配分となった。
一方、急伸した川崎汽船<9107>を筆頭に郵船<9101>、商船三井<9104>の海運株が大幅続伸。前日に値上げが好感されたOLC<4661>も大幅に続伸。トヨタ自<7203>、日産自
<7201>、三菱自<7211>の輸送用機器のほか、三菱UFJ<8306>、JFEHD<5411>、コマツ<6301>、出光興産<5019>など金融や資源関連セクターが堅調。JR東海<9022>、JAL<9201>、NTT<9432>、パンパシHD<7532>などディフェンシブの一角もしっかり。産業革新投資機構(JIC)による買収で前日ストップ高比例配分となったJSR<4185>はTOB価格にサヤ寄せする形で大幅高。配当政策の変更などが評価された人・夢・技術グループ<9248>、大幅増益決算が好感された壱番屋<7630>なども買われた。
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