東京株式(大引け)=200円高、21年ぶり2万1000円台回復
大引けの日経平均株価は前日比200円46銭高の2万1155円18銭と9日続伸。東証1部の売買高概算は18億4795万株、売買代金概算は3兆2810億円。値上がり銘柄数は1206、対して値下がり銘柄数は723、変わらずは101銘柄だった。
きょうの東京市場は、前日の米国株市場でNYダウをはじめ主要株価指数が総じて軟調だったこともあり、朝方は利益確定売りが上値を押さえていたが、その後は買いが徐々に優勢となり、前引け時点で2万1000円大台乗せを達成、後場に入ると海外投資家の先物買いが先導する形で上げ足を強める格好となった。取引時間中、外国為替市場では1ドル=112円攻防へと円高に振れたが、内需の好業績銘柄中心に物色意欲は旺盛で全体相場への影響は限定的だった。一部の日経平均寄与度の高い値がさ株が買われたことも全体指数を押し上げた。売買代金は、株価指数オプション10月物のSQ算出に絡み通常より上乗せされたとはいえ、3兆3000億円弱と5月8日以来、約5カ月ぶりの高水準だった。
個別では、任天堂<7974.T>が堅調、ファーストリテイリング<9983.T>は大幅高。ソニー<6758.T>が買い優勢、東京エレクトロン<8035.T>、SUMCO<3436.T>など半導体関連株も上昇した。日立製作所<6501.T>がしっかり、セブン&アイ・ホールディングス<3382.T>も高い。モリテック スチール<5986.T>がストップ高となり、IDOM<7599.T>、ジーンズメイト<7448.T>、オンリー<3376.T>なども値を飛ばした。サイゼリヤ<7581.T>、インターアクション<7725.T>も買われた。
半面、神戸製鋼所<5406.T>が下値模索、リクルートホールディングス<6098.T>も売りに押された。イワキ<8095.T>が急反落、明光ネットワークジャパン<4668.T>、ジンズ<3046.T>も大きく下げた。enish<3667.T>、アルテック<9972.T>が安く、コスモス薬品<3349.T>なども売りが優勢だった。
出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)
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