個別では、ミクシィ<2121>が週間で2.0%安、サイバーダイン<7779>が同0.7%安となるなどマザーズ時価総額上位はさえない。メルカリは戻りを試す場面もあったが、同0.3%安で終わった。ただ、株式分割の権利落ちとなったそーせいグループ<4565>は同5.4%高で、人工知能(AI)関連のPKSHA Technology<3993>は同21.1%高と大きくリバウンドした。売買代金上位ではALBERT<3906>やユナイテッド<2497>が売り優勢となり、エディア<3935>などが週間のマザーズ下落率上位に顔を出した。一方、直近IPO銘柄のZUU<4387>などが買われ、ASJ<2351>が上昇率トップだった。ジャスダック主力では、日本マクドナルドHD<2702>が同2.2%安、セリア<2782>が同9.2%安と軟調だったものの、ハーモニック・ドライブ・システムズ<6324>は同6.8%高とやや持ち直した。売買代金上位ではKeyHolder<4712>やSAMURAI&J PARTNERS<4764>に利益確定の売りが広がり、やまねメディカル<2144>などが週間のジャスダック下落率上位に顔を出した。反面、共同ピーアール<2436>などは大きく買われた。IPOでは5社が新規上場し、いずれも公開価格を上回る初値を付けた。エーアイ<4388>の初値は公開価格の3.5倍に上った。
今週の新興市場では、マザーズ指数に持ち直しの動きも見られてきそうだ。メルカリ上場の影響が一巡し、株価の調整が続いていたマザーズ銘柄では値ごろ感が意識されつつある。テーマ性や材料性を手掛かりとした押し目買いの動きも散見されるようになってきた。米通商政策に対する市場の警戒感は根強く、需給悪化の影響もなお残るだろうが、日経平均がややこう着感を強めているだけに中小型株へ値幅取り狙いの物色が向かうと考えられる。
6月上場銘柄ではZUUやアイ・ピー・エス<4390>がセカンダリーでも買いを集めており、和心<9271>が高値更新するなど3-4月上場銘柄にも見直しの動きがある。新規高レーティング観測のサンバイオ<4592>やAIレジのサインポスト<3996>は足元で急反発を見せている。なお、今週は7月3日に放電精密加工研究所<6469>、4日にエスプール<2471>、5日にフロイント産業<6312>、6日にシリコンスタジオ<3907>などが決算発表を予定している。
IPO関連では、7月4日にロジザード<4391>が、5日にキャンディル<1446>がともにマザーズへ新規上場する。ロジザードは在庫管理システムをクラウドで提供し、キャンディルはリペアサービス等の建築サービス関連事業を展開しており、事前の人気が高い。特にロジザードは公開規模が小さいため、上場日値付かずとなる可能性もあるだろう。なお、先週はイボキン<5699>(8月2日、ジャスダック)など2社の新規上場が発表されている。
<HK>
この銘柄の最新ニュース
イボキンのニュース一覧- 廃棄しない世界へ、80兆円市場が待つ「サーキュラーエコノミー」関連株 <株探トップ特集> 2024/07/03
- <06月21日の25日・75日移動平均線デッドクロス銘柄> 2024/06/22
- <05月29日の陽線包み足達成銘柄(買いシグナル)> 2024/05/30
- イボキン、1-3月期(1Q)経常は57%増益で着地 2024/05/15
- 2024年12月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結) 2024/05/15
マーケットニュース
- 14時の日経平均は62円安の4万63円、ファストリが26.48円押し下げ (07/19)
- 13時の日経平均は139円安の3万9986円、SBGが23.54円押し下げ (07/19)
- 米国株見通し:伸び悩みか、政治情勢にらみ売りも (07/19)
-
リベルタがS高、株主に向け抽選式記念品を贈呈 (07/19)
イボキンの取引履歴を振り返りませんか?
イボキンの株を取引したことがありますか?みんかぶアセットプランナーに取引口座を連携すると売買履歴をチャート上にプロットし、自分の取引を視覚的に確認することができます。
アセットプランナーの取引履歴機能とは![アセプラ(アセットプランナー)](https://assets.minkabu.jp/images/stock/img_asset_tradehistory.png)
※アセプラを初めてご利用の場合は会員登録からお手続き下さい。