日経平均は反落。30日の米株式市場でダウ平均は308ドル安と3日続落。値ごろ感の買いで上昇して始まったが、8月消費者信頼感指数や7月JOLT求人件数が予想を上回ると大幅利上げ観測が強まり、長期金利の上昇を嫌気して大幅下落に転じた。台湾が中国のドローンに威嚇射撃を行うなど地政学リスクも売りに拍車をかけた。ナスダック総合指数は-1.11%と3日続落。米株安を受けて、日経平均は267.49円安と28000円割れからスタート。ただ、時間外取引のナスダック100先物が堅調に推移するなか、すぐに切り返すと下げ幅を縮める動きが続き、午前中ごろには28104.80円(90.78円安)とこの日の高値を記録。その後はもみ合いが続いたが、為替の円安基調や水際対策の緩和を好感した買いが下値を支え、米国株に比して底堅い動きとなった。
大引けの日経平均は前日比104.05円安の28091.53円となった。東証プライム市場の売買高は13億3218万株、売買代金は3兆2723億円だった。セクターでは鉱業、石油・石炭、卸売が下落率上位となった一方、空運、保険、陸運が上昇率上位となった。東証プライム市場の値下がり銘柄は全体の63%、対して値上がり銘柄は33%となった。
値下がり寄与トップはファーストリテ<9983>となり1銘柄で日経平均を約29円押し下げた。同2位はファナック<6954>となり、ソニーG<6758>、信越化<4063>、KDDI<9433>、ソフトバンクG<9984>、コナミG<9766>などがつづいた。
一方、値上がり寄与トップはリクルートHD<6098>となり1銘柄で日経平均を約8円押し上げた。同2位は京セラ<6971>となり、ダイキン<6367>、京成<9009>、テルモ<4543>、セコム<9735>、東京海上<8766>などがつづいた。
*15:00現在
日経平均株価 28091.53(-104.05)
値上がり銘柄数 78(寄与度+60.93)
値下がり銘柄数 137(寄与度-164.98)
変わらず銘柄数 10
○値上がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
<6098> リクルートHD 4483 83 +8.75
<6971> 京セラ 7778 98 +6.89
<6367> ダイキン工 24485 130 +4.57
<9009> 京成 3900 140 +2.46
<4543> テルモ 4506 17 +2.39
<9735> セコム 8922 67 +2.35
<8766> 東京海上 7792 120 +2.11
<7951> ヤマハ 5460 60 +2.11
<7270> SUBARU 2535.5 55 +1.93
<7267> ホンダ 3724 24 +1.69
<6762> TDK 4915 15 +1.58
<4151> 協和キリン 3135 45 +1.58
<5333> 日本ガイシ 1999 45 +1.58
<4523> エーザイ 5697 45 +1.58
<4704> トレンド 8620 40 +1.41
<3099> 三越伊勢丹 1102 32 +1.12
<6976> 太陽誘電 4350 30 +1.05
<4578> 大塚HD 4561 28 +0.98
<8252> 丸井G 2508 23 +0.81
<5332> TOTO 4835 45 +0.79
○値下がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
<9983> ファーストリテ 81950 -840 -29.52
<6954> ファナック 22535 -215 -7.56
<6758> ソニーG 11135 -190 -6.68
<4063> 信越化 16315 -175 -6.15
<9433> KDDI 4277 -27 -5.69
<9984> ソフトバンクG 5562 -26 -5.48
<9766> コナミG 7080 -150 -5.27
<4519> 中外薬 3609 -49 -5.17
<6857> アドバンテス 8000 -70 -4.92
<7751> キヤノン 3335 -87 -4.59
<4568> 第一三共 4197 -34 -3.58
<8015> 豊田通商 4905 -95 -3.34
<8031> 三井物産 3266 -94 -3.30
<7733> オリンパス 3010 -23 -3.23
<8035> 東エレク 44160 -90 -3.16
<3659> ネクソン 2789 -37 -2.60
<8058> 三菱商事 4564 -71 -2.50
<2801> キッコマン 8560 -70 -2.46
<3382> 7&iHD 5533 -69 -2.42
<2502> アサヒ 4673 -59 -2.07
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