日経平均株価
始値 26826.82
高値 27053.18(09:31)
安値 26741.34(10:47)
大引け 26911.20(前日比 +251.45 、 +0.94% )
売買高 12億6716万株 (東証プライム概算)
売買代金 2兆9698億円 (東証プライム概算)
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■本日のポイント
1.日経平均は4日続伸、欧米株の全面高受け上値追い続く
2.米小売売上高を好感しリスク選好、一時2万7000円台に
3.米ハイテク株買われ、SOX指数急騰で半導体関連に追い風
4.買い一巡後は米株価指数先物の動きなどを横目に上げ幅縮小
5.売買代金は盛り上がりを欠き、前日に続き3兆円台に届かず
■東京市場概況
前日の米国市場では、NYダウは前日比431ドル高と3日続伸した。堅調な米小売売上高を受け、景気敏感株や消費関連株を中心に買いが優勢となった。
東京市場ではリスクオンの流れが継続、日経平均株価は上値指向を継続した。一時2万7000円台を回復する場面もあった。
18日の東京市場は、前日の欧米株市場が全面高の様相をみせたことで、リスク選好の地合いとなった。米国では4月の小売売上高が事前予測を上回り、経済減速への懸念が後退し、消費関連株の一角に物色の矛先が向いた。また半導体セクターへの買い戻しが顕著で、フィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)も大幅上昇したことから、東京市場でも同関連株に買いが入り全体指数の上昇に貢献した。日経平均は一時400円近く水準を切り上げ、2万7000円台を上回って推移する場面もあったが、その後は戻り売りを浴び上げ幅を縮小した。米株価指数先物がやや軟調に推移していたことも、利食い急ぎの動きを誘発したとみられる。プライム市場の売買代金は前日に続き3兆円台には届かなかった。
個別では、売買代金トップとなったレーザーテック<6920>が堅調だったほか、東京エレクトロン<8035>など半導体製造装置関連が買いを集めた。任天堂<7974>は2000円を超える上昇。ソニーグループ<6758>が堅調、ルネサスエレクトロニクス<6723>も買われた。三井松島ホールディングス<1518>が商いを伴い値を飛ばし、日本コークス工業<3315>も急伸。日医工<4541>が連日ストップ高を演じ、キトー<6409>も値幅制限上限まで買われた。日本農薬<4997>、IMAGICA GROUP<6879>も大幅高。
半面、ファーストリテイリング<9983>が冴えず、INPEX<1605>もやや売りに押された。ダイキン工業<6367>が軟調、セブン&アイ・ホールディングス<3382>も値を下げた。クロス・マーケティンググループ<3675>、フェイス<4295>などが大きく売られ、レオパレス21<8848>も安い。ツバキ・ナカシマ<6464>、ユーグレナ<2931>なども下落した。
日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄は東エレク <8035>、NTTデータ <9613>、ソニーG <6758>、KDDI <9433>、信越化 <4063>。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約107円。うち58円は東エレク1銘柄によるもの。
日経平均へのマイナス寄与度上位5銘柄はキッコマン <2801>、ファストリ <9983>、ダイキン <6367>、塩野義 <4507>、花王 <4452>。5銘柄の指数押し下げ効果は合計で約24円。
東証33業種のうち上昇は29業種。上昇率の上位5業種は(1)その他製品、(2)電気機器、(3)精密機器、(4)銀行業、(5)海運業。一方、下落はの4業種のみで下落率の上位から(1)パルプ・紙、(2)鉱業、(3)小売業、(4)ゴム製品。
■個別材料株
△三井松島HD <1518> [東証P]
電力不足の思惑も物色人気を増幅。
△スーパーV <3094> [東証S]
ロピアHDが業務提携案提示。
△イントランス <3237> [東証G]
バンヤンツリー日本法人とホテル運営の合弁会社を設立へ。
△シリコンスタ <3907> [東証G]
米エヌビディアの「オムニバース・パートナー・カウンシル」に参画。
△ブロメディア <4347> [東証S]
業績急拡大で9期ぶり復配から増配と株主還元に意欲的。
△BASE <4477> [東証G]
「TikTok」で広告掲載できる拡張機能を提供開始。
△日医工 <4541> [東証P]
ショートカバーで上昇加速で投資資金集中。
△HMT <6090> [東証G]
AIREXと提携しヒト皮膚ガス測定サービスを提供開始。
△ルネサス <6723> [東証P]
甲府工場への900億円投資でパワー半導体生産能力倍増へ。
△IHI <7013> [東証P]
火力発電用ボイラ向けバーナのアンモニア専焼に成功。
▼サイバー <4751> [東証P]
三菱UFJモルガン・スタンレー証券が目標株価引き下げ。
▼三協フロンテ <9639> [東証S]
不適切会計判明し決算発表を延期。
東証プライムの値上がり率上位10傑は(1)日医工 <4541>、(2)キトー <6409>、(3)三井松島HD <1518>、(4)Jテック・C <3446>、(5)イーソル <4420>、(6)アトラエ <6194>、(7)日本コークス <3315>、(8)日農薬 <4997>、(9)T-BASE <3415>、(10)イマジカG <6879>。
値下がり率上位10傑は(1)クロスマーケ <3675>、(2)ダイセキ <9793>、(3)フェイス <4295>、(4)PCA <9629>、(5)ピアラ <7044>、(6)ツバキナカ <6464>、(7)ユーグレナ <2931>、(8)レオパレス <8848>、(9)ペプドリ <4587>、(10)キッコマン <2801>。
【大引け】
日経平均は前日比251.45円(0.94%)高の2万6911.20円。TOPIXは前日比17.98(0.96%)高の1884.69。出来高は概算で12億6716万株。東証プライムの値上がり銘柄数は1137、値下がり銘柄数は646となった。東証マザーズ指数は656.37(10.91ポイント高)。
[2022年5月18日]
株探ニュース
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