日経平均株価
始値 28927.44
高値 28951.68(09:00)
安値 28735.55(12:56)
大引け 28812.61(前日比 -235.41 、 -0.81% )
売買高 10億3464万株 (東証1部概算)
売買代金 2兆3398億円 (東証1部概算)
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■本日のポイント
1.日経平均は230円あまりの下げで続落、買い手控えムード継続
2.前日の米国株市場でナスダック指数最高値更新も、追随できず
3.新型コロナ変異株(デルタ株)の感染拡大を嫌気する売り優勢
4.経済正常化への期待が後退し景気敏感株などへの売りが目立つ
5.SOX指数最高値を受け買われた半導体関連も後場値を消す展開
■東京市場概況
前日の米国市場では、NYダウは前週末比150ドル安と3日ぶりに反落した。最高値に接近するなか、景気敏感株を中心に利益確定売りが優勢となった。
東京市場では終始売り優勢の地合いで、日経平均株価は2万8000円台後半でもみ合う展開。朝方急速に水準を切り下げた後は下値抵抗力も発揮した。
29日の東京市場は、朝方から売り優勢の地合いで日経平均は続落となった。実質7月相場入りとなり、12月決算企業や6月決算企業の配当権利落ちに伴う売り圧力も軟調地合いを増幅させた。今週末の6月の米雇用統計発表を見極めたいとの思惑に加え、あすに月末を控え、月末安アノマリーを気にした前倒しの売りも反映された可能性がある。国内外で新型コロナウイルスの変異種であるデルタ株の感染が広がっており、これを懸念して景気敏感株などに売りがかさんだ。前日の米国株市場でハイテク株比率の高いナスダック総合指数や、半導体銘柄で構成されるフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)が過去最高値を更新したことを受け、前場は半導体関連の一角が買われたが、後場は値を消すものが多くなった。値下がり銘柄数は1700近くに達し、東証1部全体の77%を占めている。
個別では、ファーストリテイリング<9983>が下落、ソフトバンクグループ<9984>も軟調、前場は高かったレーザーテック<6920>も安くなった。トヨタ自動車<7203>が冴えず、JT<2914>も売り優勢。三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>などメガバンクも値を下げた。ヒマラヤ<7514>、日本カーボン<5302>が急落、東洋インキSCホールディングス<4634>も大幅安、住友林業<1911>などの下げも目立った。
半面、ソニーグループ<6758>、任天堂<7974>がしっかり、キーエンス<6861>も買いが優勢だった。NEC<6701>、富士通<6702>が頑強な値動きをみせ、ダイキン工業<6367>も堅調。SMC<6273>も高い。しまむら<8227>も物色人気となった。昭文社ホールディングス<9475>が値上がり率トップに買われ、ニーズウェル<3992>も大幅高。イーレックス<9517>が値を飛ばしたほか、CARTA HOLDINGS<3688>、ジェイテックコーポレーション<3446>なども高い。
日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄はダイキン <6367> 、エムスリー <2413> 、ネクソン <3659> 、信越化 <4063> 、ソニーG <6758> 。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約28円。
日経平均へのマイナス寄与度上位5銘柄はSBG <9984> 、ファストリ <9983> 、中外薬 <4519> 、第一三共 <4568> 、京セラ <6971> 。5銘柄の指数押し下げ効果は合計で約98円。
東証33業種のうち上昇は海運業、精密機器、電気機器の3業種のみ。下落率の小さかった上位5業種は(1)小売業、(2)サービス業、(3)その他製品、(4)化学、(5)機械。一方、下落率の大きかった5業種は(1)鉱業、(2)鉄鋼、(3)ガラス土石製品、(4)ゴム製品、(5)非鉄金属。
■個別材料株
△フロンテオ <2158> [東証M]
三菱UFJモルガン・スタンレー証券が通話データ解析でKIBIT-Connect採用。
△CSS <2304> [JQ]
10万株を上限とする自社株をTosTNet-3で取得。
△Jテック・C <3446>
超高精度X線集光ミラーが次世代EUV装置分野で思惑。
△ニーズウェル <3992>
21年9月期配当予想を6円増額修正。
△アクリート <4395> [東証M]
携帯3社がSMS番号共通化で思惑。
△AIクロス <4476> [東証M]
新たなHR関連サービスをリリース。
△シンバイオ <4582> [JQG]
東証が信用取引に関する臨時措置を解除。
△3DM <7777> [JQG]
米国で消化器内視鏡領域の止血剤承認取得。
△しまむら <8227>
第1四半期営業利益は大幅黒字転換で過去最高更新。
△昭文社HD <9475>
ヘッドスプリングと資本・業務提携し蓄電池を共同開発。
▼INPEX <1605>
WTI原油価格の急落で米エネルギー株安に追随。
▼メルカリ <4385> [東証M]
ユーロ円CB発行で希薄化に警戒。
東証1部の値上がり率上位10傑は(1)昭文社HD <9475> 、(2)りたりこ <7366> 、(3)ニーズウェル <3992> 、(4)イーレックス <9517> 、(5)ミマキエンジ <6638> 、(6)カルタHD <3688> 、(7)中発条 <5992> 、(8)シスメックス <6869> 、(9)Jテック・C <3446> 、(10)しまむら <8227> 。
値下がり率上位10傑は(1)ランド <8918> 、(2)三愛石 <8097> 、(3)ヒマラヤ <7514> 、(4)ウイルプラス <3538> 、(5)カーボン <5302> 、(6)藤久 <9966> 、(7)ニイタカ <4465> 、(8)サイバーリン <3683> 、(9)洋インキHD <4634> 、(10)宮越HD <6620> 。
【大引け】
日経平均は前日比235.41円(0.81%)安の2万8812.61円。TOPIXは前日比16.19(0.82%)安の1949.48。出来高は概算で10億3464万株。東証1部の値上がり銘柄数は420、値下がり銘柄数は1689となった。日経ジャスダック平均は3986.48円(9.26円安)。
[2021年6月29日]
株探ニュース
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