「アクリート」上場7月26日!IPO情報と今後の展望
IPO情報と今後の展望
-
アクリート<4395.T>が7月26日に東証マザーズ市場に新規上場することになりました。公開価格770円から算出した時価総額は40億8100万円と小型のIPOとなりますが、企業向けSMS(ショートメッセージサービス)配信マーケットのリーディングカンパニーであることから業界内での知名度は高く、また、業績も右肩上がりとなっています。 さらに、公募株数と売出株数(オーバーアロットメントによる売出を含む)を合わせた株数が105万8000株と時価総額の規模に対して比較的多いことも注目されています。
アクリートのIPO情報・スケジュール
アクリートのIPO情報
仮条件 | 690~770円 | 市場 | 東証マザーズ |
---|---|---|---|
公開価格 | 770円 | 主幹事 | SMBC日興証券 |
単元株数 | 100株 | 売出株数 | 380,000株 |
公開株数合計 | 920,000株 | 公募株数 | 540000株 |
事業内容 | 個人認証、マーケティング、コミュニケーション等を目的とした企業から個人向けSMS(ショートメッセージ)配信サービス事業 |
アクリートのIPOスケジュール
仮条件決定日 | 2018年07月09日 |
---|---|
ブックビルディングの期間 | 2018年07月10日 ~ 2018年07月17日 |
公募価格決定日 | 2018年07月18日 |
購入期間 | 2018年07月19日 ~ 2018年07月24日 |
上場日 | 2018年07月26日 |
公開価格770円で決定(2018年07月18日追記)
アクリートは7月18日、新規株式公開(IPO)の公開価格を仮条件(690~770円)の上限である770円とすることを決定しました。これにより、同社の上場時の時価総額は40憶8100円、資金吸収額は最大で8億1466万円となります。仮条件は690~770円で決定(2018年07月09日追記)
アクリートは7月9日、新規株式公開(IPO)の仮条件を690~770円とすることを発表しました。10日から17日までがブックビルディング期間となり、公開価格は18日に決定されます。公開価格が仮条件の上限で決まった場合、上場時の時価総額は約40億8100万円となります。アクリートとは?
SMSとは、電話番号を宛先にして短いメッセージを送受信できるサービスで、Facebookなどの2要素認証などでも利用されています。近年では、電話(音声電話)の不通率が高いことや、郵便・Eメール・FAXなどの通信手段の即時性・閲覧率の低下などで企業から個人へのコンタクトが難しくなっています。こうしたなか、SMSは携帯電話を保有する全ての人に対して個人が特定されている携帯電話番号へ送信することが可能であることや、変更されにくく一般的に即時閲覧率が高い通信手段であることから、企業がさまざな用途に利用を進めており、リクルートホールディングス<6098.T>、トランスコスモス<9715.T>、TIS<3626.T>、ミクシィ<2121.T>、KDDI<9433.T>、楽天<4755.T>、東京電力ホールディングス<9501.T>、ディー・エヌ・エー<2432.T>、ローソン<2651.T>などが同社の顧客となっています。
また、同社のSMS配信サービスの特徴としては、以下のようなものがあります。
- ●携帯電話事業者との直接接続による国内正規ルートによる配信
- ●大量かつ安定した配信を行うことができる大規模配信プラットフォーム
- ●直感的に利用できる高機能かつユーザーフレンドリーなウェブ管理画面
- ●豊富な導入実績と経験に基づくSMSに関するさまざまなノウハウ
- ●第三者機関からの認証取得による安心のセキュリティー体制
アクリートの業績・今後の展望
アクリートの業績
アクリートの17年12月期連結業績は、売上高9億4900万円(前の期比2.7倍)、経常利益1億7100万円(同4.4倍)でした。国内外でSMS配信サービスの利用が拡大し、配信数が2億5100万通(同4.4倍)と大幅に増加したことが業績を牽引しました。 また、18年12月期第1四半期は売上高3億2400万円、経常利益4500万円でした。コインチェック不正流出事件などの影響で個人認証への関心が高まっていることを背景にSMS配信サービスの利用は引き続き増加傾向にあります。 |
アクリートの今後の展望
SMS配信サービスの認知度の上昇や企業と個人とのコミュニケーション手段としてのSMSの有用性の再認識、個人認証への関心の高まりなどを背景に、今後もSMS配信サービスの利用拡大が見込まれています。そのため、同社では上場に伴う調達資金で、SMS配信サービス事業強化のためのソフトウェア開発などを図る方針で、これを背景にした業績拡大に期待が持てそうです。アクリートのIPOの申込みにおすすめな証券会社を紹介!口座開設はお早めに
アクリートのIPOに申込むためには
アクリートのIPOに申込可能な証券口座を用意しましょう。 今回のIPOに申し込み可能な証券会社ですが、 SMBC日興証券、 SBI証券、 マネックス証券、 等です。 口座開設の申請をしてから取引可能となるまで数日かかる場合がありますので、早めの準備が重要です。
アクリートの企業情報
会社名 | アクリート |
---|---|
会社住所 | 154-0004 東京都世田谷区太子堂1-12-39 |
設立日 | 2014年05月01日 |
代表者 | 伊藤彰浩 |
公式サイト | https://www.accrete-inc.com/ |