著者:みんかぶ編集室  2018年2月08日更新
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証券口座の使い分け方法お得&投資の幅が広がる!複数の証券会社を利用するメリット

証券会社ごとに異なるメリットを組み合わせてお得に!

複数の証券会社を利用して投資の幅を広げよう!

 証券会社に1つ口座があれば株式取引はできますが、複数の口座を持つと投資の幅をより広げることができます。
なぜなら、証券会社ごとに手数料や取り扱っている銘柄が違い、証券会社独自のレポートなどもあったりするからです。
 今回は1.手数料  2.IPO  3.取扱商品  の3つに焦点を当てて、複数の証券会社を利用するメリットを説明したいと思います。

証券会社ごとに違う取引手数料や貸株金利の違い

 ご存知の通り、取引手数料は証券会社ごとに異なります。10万円以下が安い会社もあれば、高額取引が安い会社、信用取引や定額取引がお得になったりプランによって異なったり様々です。
投資家は自身の投資スタイルや資金によって証券会社や手数料プランを見直すことで、お得になるかもしれません。
また、中・長期投資家さんは貸株金利や株主優待自動取得サービスが便利ですので、そのあたりのサービスもチェックしておくと良いでしょう。

国内現物取引手数料

証券会社 取引金額
5万円 10万円 20万円 30万円 50万円 100万円 200万円 300万円 500万円 1000万円
楽天証券 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
SBI証券 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
GMOクリック証券 50 90 100 260 260 460 880 880 880 880
auカブコム証券 55 99 115 275 275 535 2,079 3,069 4,059 4,059
SBIネオトレード証券 50 88 100 198 198 374 660 660 880 880
岡三オンライン 108 108 220 385 385 660 1,650 1,650 2,310 3,300
松井証券 --- --- --- --- --- --- --- --- --- ---
DMM株 55 88 106 198 198 374 660 660 880 880
立花証券ストックハウス 55 88 110 264 264 517 990 990 990 990
マネックス証券 55 99 115 275 275 535 1,013 1,013 1,013 1,013

※松井証券は約定代金別がないため点数化しておりません。手数料はすべて税込です。

貸株金利

証券会社 1~1.5% 2% 3~4% 5%以上
SBIネオトレード証券 - - - -
GMOクリック証券 490銘柄 45銘柄 16銘柄 15銘柄
SBI証券 154銘柄 96銘柄 54銘柄 17銘柄
岡三オンライン証券 - - - -
楽天証券 262銘柄 128銘柄 68銘柄 19銘柄
松井証券 - - - -
auカブコム証券 163銘柄 21銘柄 7銘柄 9銘柄
マネックス証券 200銘柄 60銘柄 40銘柄 86銘柄

※2018年1月末時点

優待・配当自動取得サービス

証券会社 あり 優待優先 金利優先
SBIネオトレード証券 - - -
GMOクリック証券
SBI証券
岡三オンライン証券 - - -
楽天証券 ※○
松井証券 - -
auカブコム証券 -
マネックス証券 -

※権利確定日(1日分)の貸株金利が通常の5倍

現物定額・信用取引一覧、手数料比較ランキングはこちら

IPO投資では多くの証券会社から応募した方が当選確率アップ!

 近年のIPOの勝率は80%程度と、当たればほぼ利益確定というほど盛り上がっており、投資資金が2倍以上になることも多々あります。しかし当選確率はかなり低く、1年間全てのIPOに応募しても1度も当選しないということも珍しくありません。
そんなIPOでも、複数の証券会社を利用して抽選回数を多くし、当選確率を上げることができます。

IPO選びで重要なポイント

1.幹事証券数、主幹事証券数
2.抽選方式
3.申し込み時点の必要資金の有無
証券会社 2015年 2016年 2017年 2017年主幹事 抽選方式 抽選時の資金
SBI証券 82社 76社 85社 8社 70%:完全抽選
30%:IPOチャレンジポイント
必要
マネックス証券 52社 46社 49社 1社 100%
完全平等抽選
必要
auカブコム証券 18社 20社 24社 0社 100%
完全平等抽選
必要
岡三オンライン証券 10社 6社 19社 0社 ステージB~Sに応じて3段階抽選 必要
松井証券 16社 11社 13社 0社 70%
完全抽選
必要
SBIネオトレード証券 - - 7社 0社 100%
完全平等抽選
前受け金不要
楽天証券 10社 8社 4社 0社 口数比例抽選 必要

3.取扱い市場の違いと投資信託など

 日本の株式取引所は、東京、名古屋、札幌、福岡の4ヵ所がありますが、全ての証券会社が全取引所にアクセスできるわけではありません。また、海外の株式や投資信託、先物、FXなど、各証券会社により取扱商品や本数が異なっています。
複数の商品を扱う証券会社は、証券からFXなど別口座への資金の移動が便利な場合もあります。

海外市場、その他金融商品取扱い比較

証券会社 米国株式 中国株式 海外ETF 225先物 225オプション FX CFD/くりっく株365 国内外債券
SBI証券 約1400銘柄 約1400銘柄 約300本
楽天証券 約1350銘柄 約900銘柄 約350本 -
auカブコム証券 - - -
GMOクリック証券 - - -
マネックス証券 約3300銘柄 約2100銘柄 約250本
岡三オンライン証券 - - -
松井証券 - - - - -
SBIネオトレード証券 - - - - -

国内取引所 取扱い比較

ネット証券 東証 名証 札証 福証
- -
- - -
-
- - -

投資信託 / ノーロードファンド 取扱い本数

ネット証券 投資信託 ノーロード
2,537銘柄 1,210銘柄
2,505銘柄 1,235銘柄
1,002銘柄 583銘柄
62銘柄 62銘柄
1,095銘柄 656銘柄
231銘柄 224銘柄
291銘柄 285銘柄
1銘柄 1銘柄

おすすめの証券会社の組み合わせ

 今回、ピックアップした「株式取引手数料」「IPO」「取扱商品」から組み合わせの良い証券会社を選びました。
業界トップレベルのIPOと取扱商品数があることから、軸に据えるのはSBI証券
次に、IPOの取扱いが多く、外国株式・ETFの取扱い数でマネックス証券を選びます。
最後に、株式取引手数料が安いGMOクリック証券。FXの取引高が国内トップであり、CFDの取扱いも多く各口座の資金移動も便利です。
もちろん、それぞれの投資スタイルによって有利になる証券会社は異なると思いますが、自分にあった証券会社選びの参考になると幸いです。

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