日経平均は大幅反落、前週末の上昇に対する利食い売りと円高進行が重しに
前週末18日の欧米市場は、グッドフライデーの祝日で休場だった。
市場参加者が限られるなか、4月21日の日経平均は前営業日比174.05円安の34556.23円と反落でスタート。外国為替市場でドル円が140円台と円高傾向に進んだことが重しとなったほか、前週の上昇に対する利食い売りが広がった。また、今週から3月期企業の決算発表が本格化してくることもあって内容を見極めたいとのムードもあり、前場はマイナス圏での推移となった。
個別では、三菱UFJ<8306>や三井住友<8316>の金融株のほか、郵船<9101>や川崎汽船<9107>などの海運株が軟調に推移。また、ソフトバンクグループ<9984>、NTT<9432>、良品計画<7453>、三菱重工業<7011>、ファーストリテ<9983>、ディーエヌエー<
2432>、トヨタ自動車<7203>、リクルートHD<6098>、任天堂<7974>、ソニーグループ
<6758>などが下落した。ほか、連日のストップ高受けて利食い売りが優勢となった住友ファーマ<4506>や売出株の受渡期日を迎えるスズキ<7269>が急落、スクエニHD<
9684>、Jフロント<3086>などが値下がり率上位となった。
一方、中外薬<4519>、ニトリホールディングス<9843>、神戸物産<3038>、7&i
HD<3382>、メルカリ<4385>などが堅調に推移。また、円高進行や節約志向の高まりなどを思惑視された大黒天物産<2791>が大幅高、GMOインターネット<4784>、薬王堂ホールディングス<7679>などが値上がり率上位となった。
業種別では、海運業、非鉄金属、石油石炭などが下落した一方で、陸運業、水産・農林業などが上昇した。
後場の日経平均株価は、軟調な展開が継続しそうだ。欧州は週明け21日についてもイースターマンデーの祝日で休場になるため、商いは膨らみづらい。また、為替市場では、リスク回避の円買いと米景気不安に伴うドル売りが入りやすい状況のため、一段のドル安円高進行への警戒は相場の重しとなりそうだ。そのほか、新興市場では値ごろ感からの買い戻しの動きが出ており、前週末のグロース250指数は3.7%高で3月の戻り高値水準を捉えてきたほか、売買代金は3月半ば以来の水準に膨れてきていた。個人投資家のセンチメントは改善傾向にあるとみられ、トランプ関税の影響が少ない内需系の銘柄中心に、大きく売り込まれていた銘柄へのリバウンドを狙った動きには引き続き注目しておきたい。
<AK>
この銘柄の最新ニュース
ニトリHDのニュース一覧- 日経平均寄与度ランキング(大引け)~日経平均は大幅反落、アドバンテストやソフトバンクGが2銘柄で約298円分押し下げ 2025/12/18
- 日経平均は反落、AI関連株を中心に下落 2025/12/18
- 日経平均寄与度ランキング(前引け)~日経平均は大幅反落、アドバンテストが1銘柄で約179円分押し下げ 2025/12/18
- 後場に注目すべき3つのポイント~日銀会合控え様子見 2025/12/18
- 日経平均は反落、日銀会合控え様子見 2025/12/18
#日経平均株価の見通し材料 の最新ニュース
マーケットニュース
- 超高齢社会の救世主!1兆円超え市場「シニアフード」関連株に照準 <株探トップ特集> (12/18)
- 明日の株式相場に向けて=売られ過ぎ銘柄の戻りを取る (12/18)
- NY各市場 1時台 ダウ平均は359ドル高 ナスダックも1.9%の大幅高 (12/19)
- ECBスタッフ予測 インフレ見通し 26年1.9%、27年1.8% (12/18)
おすすめ条件でスクリーニング
ニトリホールディングスの取引履歴を振り返りませんか?
ニトリホールディングスの株を取引したことがありますか?みんかぶアセットプランナーに取引口座を連携すると売買履歴をチャート上にプロットし、自分の取引を視覚的に確認することができます。
アセットプランナーの取引履歴機能とは
※アセプラを初めてご利用の場合は会員登録からお手続き下さい。