大引けの日経平均は前日比74.56円安の21129.72円となった。東証1部の売買高は10億5678万株、売買代金は1兆9169億円だった。業種別では、その他製品、不動産業、石油・石炭製品が下落率上位だった。一方、パルプ・紙、小売業、鉄鋼が上昇率上位だった。東証1部の値下がり銘柄は全体の62%、対して値上がり銘柄は33%となった。
個別では、売買代金トップの任天堂<7974>が3%超の下落。米国でゲーム見本市
「E3」が開幕したが、目立った材料に乏しいとの見方からゲーム関連株が売られた。ソフトバンクG<9984>は2%超安。米主要州が同社傘下のスプリントと同業TモバイルUSの合併阻止へ裁判所に提訴したと伝わっている。前日買われた東エレク
<8035>も反落し2%超安。その他ではソニー<6758>や村田製<6981>がさえない。また、日本通信<9424>は引けにかけ手仕舞い売りがかさみ、東証1部下落率トップとなった。一方、ファーストリテ<9983>が2%超高となり日経平均を下支えし、トヨタ自<7203>、ZOZO<3092>、NTT<9432>などもしっかり。NTTデータ<9613>はレーティング引き上げ観測で買われ、自社株買い実施を発表した伊藤忠<8001>は後場プラス転換。また、決算発表のシーイーシー<9692>や丹青社<9743>が急伸し、東証1部上昇率上位に顔を出した。
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