大引けの日経平均は前日比302.42円高の30216.75円となった。終値で3万円台に乗せたのは2月25日以来。東証1部の売買高は15億9934万株、売買代金は3兆3544億円だった。
業種別では、銀行業、証券、ゴム製品が上昇率上位だった。一方、陸運業、不動産業、その他製品など4業種が下落した。東証1部の値上がり銘柄は全体の66%、対して値下がり銘柄は30%となった。
個別では、トヨタ自<7203>や三井住友<8316>が4%、三菱UFJ<8306>が5%の上昇。
後場に相場全体が伸び悩む一方で、これらバリュー(割安)株は上げ幅を広げた。とはいえ、ファーストリテ<9983>や東エレク<8035>といった値がさグロース(成長)株も堅調で、レーザーテック<6920>は6%を超える上昇となった。ビットコインを巡る一部報道を受け、マネックスG<8698>などの関連銘柄は商いを伴って急伸。また、わかもと<4512>やセレス<3696>はストップ高水準で取引を終えた。一方、売買代金上位ではソフトバンクG<9984>が逆行安となり、任天堂<7974>も小幅に下落した。西武HD<
9024>や京成<9009>といった陸運株の軟調ぶりが目立ち、H.I.S.<9603>も3%超の下落。また、丸運<9067>など従前まで賑わっていた中小型海運株は利益確定売りが広がり、東証1部下落率上位に顔を出した。
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