大引けの日経平均は前日比524.58円安の27527.12円となった。東証プライム市場の売買高は13億8413万株、売買代金は3兆4268億円だった。セクターでは非鉄金属、その他金融、機械を筆頭にほぼ全面安となった。一方、海運、不動産の2業種が上昇した。
東証プライム市場の値下がり銘柄は全体の81%、対して値上がり銘柄は16%だった。
個別では、レーザーテック<6920>、東エレク<8035>、アドバンテスト<6857>の半導体、村田製<6981>、イビデン<4062>、TDK<6762>のハイテク、ソフトバンクG<9984>、メルカリ<4385>、エムスリー<2413>、SHIFT<3697>のグロース株、ファーストリテ<9983>、SMC<6273>、ダイキン<6367>、HOYA<7741>の値がさ株などが大きく下落。為替は円安・ドル高に振れていたがグローバルな景気悪化懸念からトヨタ自<7203>、デンソー<
6902>の輸送用機器、三井物産<8031>、三菱商事<8058>の商社なども軒並み売られた。
一方、郵船<9101>、商船三井<9104>、川崎汽船<9107>の海運は高い配当利回りがディフェンシブ性を帯びてか上昇。三菱UFJ<8306>、三井住友<8316>、東京海上HD<8766>、JT<2914>などその他の高配当利回り銘柄は前場までは上昇していたが、後場に値を消した。OLC<4661>、第一三共<4568>、JR西日本<9021>、三井不動産<8801>などディフェンシブの一角が堅調。東芝<6502>は、三井住友銀行やみずほ銀行が日本産業パートナーズによる同社の買収提案に対して総額1兆2000億円規模の融資をする方針と伝わり大幅高。業績予想を上方修正したサイボウズ<4776>、今期大幅増益見通しのパーク24<4666>は急伸。上期堅調決算のアスクル<2678>も大幅高。Gunosy<6047>は持ち分法適用関連会社が提供するインドでのデジタルクレジットカードサービスがインド準備銀行からライセンス取得と伝わり急伸した。神戸物産<3038>は今期見通しが市場予想を下振れも、保守的な計画は想定線であく抜け感が優勢となった。
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