【↓】日経平均 大引け| 続落、様子見ムードが強く狭いレンジで往来 (3月26日)
日経平均株価
始値 40345.04
高値 40529.53(09:51)
安値 40280.85(12:42)
大引け 40398.03(前日比 -16.09 、 -0.04% )
売買高 15億7175万株 (東証プライム概算)
売買代金 4兆3525億円 (東証プライム概算)
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■本日のポイント
1.日経平均は小幅続落、様子見ムードで狭いレンジの往来に
2.米株安嫌気も、日経平均は大幅安の反動で押し目買い観測
3.手掛かり材料難で上値も重い、期末を控えリバランス売り
4.下値低抵抗力発揮も、大引けはわずかにマイナス圏で着地
5.業種別では過半が上昇、値上がり銘柄数が値下がり上回る
■東京市場概況
前日の米国市場では、NYダウは前週末比162ドル安と続落した。先週の過去最高値更新を受け高値警戒感から利益確定売りが優勢となった。
東京市場では、様子見ムードが強く方向感の見えにくい地合いだった。日経平均株価は引け際に小幅ながらマイナス圏に沈んだ。
26日の東京市場は、はっきりしない地合いで、日経平均は前日終値を挟んだ狭いレンジで往来する展開となった。前日の欧州株市場は独DAXが最高値を更新したものの主要国の株価指数は高安まちまちで、米国株市場も買い気に乏しくNYダウ、ナスダック総合株価指数ともにマイナス圏で引けた。東京市場もこれを引き継いで方向性の見えにくい相場となった。日経平均は前日の急落の反動で値ごろ感から押し目買いが観測されたものの、手掛かり材料不足で上値を買い進む動きには発展しなかった。一方、3月期末を前に機関投資家のリバランス売りが観測され、大引けはわずかにマイナス圏で着地している。ただ下値抵抗力は随所に発揮され、業種別では33業種中19業種が上昇するなど半分以上が高く、個別でみてもプライム市場の値上がり銘柄数が値下がり銘柄数を130あまり上回っている。
個別では、レーザーテック<6920>が堅調、ディスコ<6146>、SCREENホールディングス<7735>、東京エレクトロン<8035>などが上昇したほか、ソシオネクスト<6526>が上げ足を際立たせるなど半導体関連の主力どころが買われた。三菱重工業<7011>が高く、三井E&S<7003>は大幅高。フリービット<3843>が値上がり率トップとなり、あみやき亭<2753>、新東工業<6339>などが急伸、IHI<7013>なども値を飛ばした。ACCESS<4813>も物色人気。
半面、三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>、三井住友フィナンシャルグループ<8316>などメガバンクが冴えず、ソフトバンクグループ<9984>も売り物に押された。ファーストリテイリング<9983>が軟調な値動きで、ニトリホールディングス<9843>も売りが優勢だった。富士通<6702>も下落した。CIJ<4826>が後場に入って利食われ、東急<9005>も安い。セグエグループ<3968>の下げも目立った。
日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄は東エレク <8035>、信越化 <4063>、スクリン <7735>、中外薬 <4519>、KDDI <9433>。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約63円。
日経平均へのマイナス寄与度上位5銘柄はファストリ <9983>、SBG <9984>、ファナック <6954>、ダイキン <6367>、NTTデータ <9613>。5銘柄の指数押し下げ効果は合計で約118円。うち77円はファストリ1銘柄によるもの。
東証33業種のうち上昇は19業種。上昇率の上位5業種は(1)保険業、(2)機械、(3)医薬品、(4)不動産業、(5)電気・ガス業。一方、下落率の上位5業種は(1)陸運業、(2)石油石炭製品、(3)パルプ・紙、(4)鉄鋼、(5)ゴム製品。
■個別材料株
△巴 <1921> [東証S]
来期100億円程度の特別利益計上へ。
△東エレデバ <2760> [東証P]
リモートロボティクスとパートナー契約を締結。
△円谷フィHD <2767> [東証P]
「NISHIJIN」ブランドのソフィアを子会社化。
△あみやき <2753> [東証P]
24年3月期利益予想及び配当予想を上方修正。
△エニマインド <5027> [東証G]
インフルエンサーマーケティングサービスの提供開始。
△ネットスタズ <5590> [東証G]
三井住友カード決済端末のコード決済ゲートウェイに採用。
△ジーデップ <5885> [東証S]
AI用サーバー機及び関連製品の大口受注を獲得。
△新東工 <6339> [東証P]
最終利益大幅増額で一転増益見通しに。
△双信電機 <6938> [東証S]
台湾電子部品メーカー子会社によるTOB価格にサヤ寄せ。
△タキヒヨー <9982> [東証S]
24年2月期営業利益大幅上方修正と配当増額を好感。
▼サンバイオ <4592> [東証G]
「アクーゴ脳内移植用注」は継続審議。
▼東急 <9005> [東証P]
中期計画公表も来期利益予想が売りを促す。
東証プライムの値上がり率上位10傑は(1)フリービット <3843>、(2)三井E&S <7003>、(3)IHI <7013>、(4)あみやき <2753>、(5)東エレデバ <2760>、(6)新東工 <6339>、(7)K&Oエナジ <1663>、(8)ちゅうぎんF <5832>、(9)ACCESS <4813>、(10)カナミックN <3939>。
値下がり率上位10傑は(1)CIJ <4826>、(2)東急 <9005>、(3)建設技研 <9621>、(4)セグエG <3968>、(5)プロレド <7034>、(6)ブロドリーフ <3673>、(7)藤田観 <9722>、(8)青山商 <8219>、(9)クロスキャト <2307>、(10)Jディスプレ <6740>。
【大引け】
日経平均は前日比16.09円(0.04%)安の4万0398.03円。TOPIXは前日比3.16(0.11%)高の2780.80。出来高は概算で15億7175万株。東証プライムの値上がり銘柄数は868、値下がり銘柄数は734となった。東証グロース250指数は744.03ポイント(6.21ポイント安)。
[2024年3月26日]
株探ニュース
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