大引けの日経平均は前週末比68.11円高の27888.15円となった。東証1部の売買高は10億8759万株、売買代金は2兆6076億円だった。業種別では、空運業、医薬品、陸運業が上昇率上位だった。一方、その他製品、非鉄金属、石油・石炭製品が下落率上位だった。東証1部の値上がり銘柄は全体の60%、対して値下がり銘柄は36%となった。
個別では、米長期金利の上昇で三菱UFJ<8306>や三井住友<8316>といったメガバンク株が買われ、ソフトバンクG<9984>も堅調。トヨタ自<7203>は小じっかり。新型コロナウイルスの飲み薬について年内に100万人分以上の供給体制を整える方針と伝わった塩野義<4507>は6%超上昇した。NTT<9432>は自社株買い実施を好感した買いが入り、業績上方修正のミズノ<8022>や三井金<5706>は商いを伴って急伸。チャームケア<
6062>は買い気配のままストップ高比例配分となった。一方、売買代金トップのレーザーテック<6920>は続落。今期は増益率が鈍化する見通しとなっており、ネガティブ視した売りが先行した。住友鉱<5713>は決算発表による材料出尽くし感から6%超の下落。任天堂<7974>は3%の下落で年初来安値を連日更新し、郵船<9101>やソニーG<6758>もやや軟調ぶりが目立った。また、りらいあ<4708>などが東証1部下落率上位に顔を出した。
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