大引けの日経平均は前週末比607.87円安の27937.81円となった。終値で28000円を割り込んだのは今月6日以来。東証1部の売買高は11億4233万株、売買代金は2兆4541億円だった。業種別では、全33業種がマイナスとなり、証券、鉱業、ゴム製品、非鉄金属、石油・石炭製品が下落率上位だった。東証1部の値下がり銘柄は全体の94%、対して値上がり銘柄は5%となった。
個別では、レーザーテック<6920>が3%超下落したほか、ソフトバンクG<9984>、東エレク<8035>、ファーストリテ<9983>、郵船<9101>などその他売買代金上位も全般軟調。ホンダ<7267>は鈴鹿製作所(三重県鈴鹿市)の12月生産台数が下振れする見通しと伝わり、西松屋チェ<7545>は第3四半期決算が嫌気されて売りが出た。また、井筒屋
<8260>が急反落して東証1部下落率トップとなり、ラウンドワン<4680>や新生銀<8303>
も下落率上位に顔を出した。一方、売買代金上位では任天堂<7974>とエムスリー<2413>が逆行高。新市場区分(プライム市場)の上場維持基準の適合に向けた計画書を提出したニチモウ<8091>、増配や自社株消却を発表したラサ商事<3023>などは急伸し、ミクニ<7247>が東証1部上昇率トップとなった。
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