東京株式(大引け)=183円安、円高進行を背景に輸出関連株中心に4日ぶり反落
大引けの日経平均株価は前日比183円37銭安の2万3940円78銭と4日ぶり反落。東証1部の売買高概算は15億2356万株、売買代金概算は2兆9404億2000万円。値上がり銘柄数は961、対して値下がり銘柄数は989、変わらずは113銘柄だった。
きょうの東京市場は外国為替市場のドル安・円高の影響を受け反落を余儀なくされた。前日の米国株市場ではナスダック指数は最高値更新を続けたもののNYダウが上昇一服、上値の重さが意識される局面にあり、東京市場でも利益確定を急ぐ動きが出た。為替は1ドル=110円を割り込む円高となり輸出セクターには逆風材料。下値では日銀のETF買いなども想定されたが、後場寄り後も下値模索の動きが続いたことから、見切り売りを誘発し一段安となった。25日にECB理事会を控えており、この結果を見極めたいとの思惑もマイナスに作用したようだ。業種別には設備投資関連株への売りが目立つ一方、日銀の金融緩和姿勢に変化なしとの見方から不動産株などに根強い買いが観測される。
個別では任天堂<7974.T>、ソニー<6758.T>が安く、ファナック<6954.T>などが売られ、安川電機<6506.T>、日本電産<6594.T>などの下げも目立った。東京エレクトロン<8035.T>、村田製作所<6981.T>も軟調。さが美グループホールディングス<8201.T>が大幅安、北の達人コーポレーション<2930.T>、NISSHA<7915.T>も急落した。ナブテスコ<6268.T>、エンシュウ<6218.T>、不二越<6474.T>なども下落した。
半面、KDDI<9433.T>が堅調、三井不動産<8801.T>も買い優勢だった。ブイ・テクノロジー<7717.T>も上昇した。また、ショーケース・ティービー<3909.T>、ブレインパッド<3655.T>がストップ高に買われ、インプレスホールディングス<9479.T>も一時値幅制限いっぱいに買われた。新川<6274.T>が急伸したほか、大阪チタニウムテクノロジーズ<5726.T>、東邦チタニウム<5727.T>が揃って値を飛ばした。
出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)
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