大引けの日経平均は前日比344.47円高の27872.11円となった。東証プライム市場の売買高は13億4469万株、売買代金は3兆3237億円だった。セクターでは海運、鉱業、保険を筆頭にほぼ全面高で、空運、その他金融、陸運の3業種が下落となった一方、空運、非鉄金属、卸売が上昇率上位となった。東証プライム市場の値上がり銘柄は全体の78%、対して値下がり銘柄は18%だった。
個別では、レーザーテック<6920>、ソフトバンクG<9984>、東エレク<8035>、ソニーG<6758>など値がさ株を中心に主力のハイテク株が大幅高。INPEX<1605>、石油資源開発<1662>、大阪チタ<5726>、東邦チタ<5727>のほか、郵船<9101>、川崎汽船<9107>、商船三井<9104>の海運、三井物産<8031>、三菱商事<8058>の商社など景気敏感株も総じて高い。太陽誘電<6976>は業績予想を下方修正も、事前の同業他社の決算で警戒感が高まっていたこともあり、悪材料出尽くし感から切り返して大幅高。業績・配当予想を上方修正した住友精化<4008>、好決算に加えて自社株買いを発表したJCU<4975>、第1四半期が高進捗となったチャームケア<6062>、業績予想を上方修正したヤマハ発<7272>などが急伸。ユニ・チャーム<8113>、日立造船<7004>、日本CMK<6958>、ゴールドウイン<8111>を受けて大幅高。
一方、7−9月期営業減益となったレノバ<9519>が急落。カルビー<2229>、NTTデータ
<9613>なども減益決算が嫌気されて大幅安。業績・配当予想を下方修正した日東工業<
6651>、好業績も通期計画を据え置いた日本ケミコン<6997>、第1四半期大幅減益となったエンビプロ<5698>なども大きく下落した。アルコニックス<3036>は7−9月期の大幅減益決算が嫌気されて後場から急落した。ほか、特に目立った材料は見当たらないが、ソシオネクスト<6526>が半導体関連の中では大きく逆行安となった。
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