東京株式(大引け)=135円高、世界株高に乗り大発会から3連騰
大引けの日経平均株価は前週末比135円46銭高の2万3849円99銭と3日続伸。東証1部の売買高概算は16億6341万株、売買代金概算は3兆1112億7000万円。値上がり銘柄数は1185、対して値下がり銘柄数は795、変わらずは83銘柄だった。
週明け最初の取引となった9日の東京市場だが、前週の地合いを引き継いでリスクを取る動きが利益確定の売りを吸収する格好となった。前日の欧米株市場は総じて堅調で、米国株市場ではNYダウが5日ぶり反落となったものの小幅な下げで、ハイテク株比率の高いナスダック指数は上値追いを継続、これを背景に投資家の物色意欲は旺盛だった。大発会に記録的な急騰をみせたにも関わらず、その後も上値追いを続けていることは日本株の先高期待の強さを映し出している。大発会から3日続伸は2010年以来8年ぶり。半導体関連など輸出値がさ株が買われたほか、内需では出遅れる不動産株などに買い注文が集まった。取引時間中に為替が円高に振れたことで日経平均は朝高後に伸び悩んだが、買いは途切れず2万3000円台後半で売り物をこなし切った。
個別では、ソニー<6758.T>、任天堂<7974.T>が活況高となったほか、ファーストリテイリング<9983.T>も堅調。SUMCO<3436.T>、東京エレクトロン<8035.T>が上昇、キヤノン<7751.T>も買いが優勢だった。河合楽器製作所<7952.T>がストップ高となったほか、LINE<3938.T>も値を飛ばした。三井造船<7003.T>、曙ブレーキ工業<7238.T>も大幅高。JVCケンウッド<6632.T>、三井不動産<8801.T>も高い。
半面、住友金属鉱山<5713.T>が軟調、三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306.T>も上昇一服となった。薬王堂<3385.T>、ソースネクスト<4344.T>が大幅安、豊和工業<6203.T>、石川製作所<6208.T>も安い。スターティア<3393.T>が下落したほか、スギホールディングス<7649.T>、ネットワンシステムズ<7518.T>、大日本住友製薬<4506.T>なども売られた。
出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)
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