大引けの日経平均は前日比142.82円高の22362.55円となった。東証1部の売買高は11億2133万株、売買代金は1兆9848億円だった。業種別では、石油・石炭製品、輸送用機器、ガラス・土石製品が上昇率上位だった。一方、パルプ・紙、陸運業、情報・通信業など5業種が下落した。
個別では、ソフトバンクG<9984>、任天堂<7974>、トヨタ自<7203>、東海カーボ
<5301>、スズキ<7269>などが堅調。トヨタ自などの輸出株は円安が好感され、スズキでは目標株価引き上げの動きも観測された。自社株買い実施を発表したマネックスG<8698>は6%近い上昇。東エレク<8035>やSUMCO<3436>は米半導体株高を受けて買われた。レーティング引き上げ観測の物語コーポ<3097>や日電子<6951>、月次業績が好調だったスクロール<8005>などは急伸。また、日農薬<4997>はADEKA<4401>による株式公開買付け(TOB)価格にさや寄せする形で、買い気配のままストップ高比例配分となった。一方、前日売られたKDDI<9433>、NTT<9432>、NTTドコモ<9437>といった通信株の一角は続落。ファーストリテ
<9983>もさえない。また、スルガ銀<8358>は一部報道が嫌気されてストップ安水準まで売られた。
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