大引けの日経平均は前日比140.32円高の26571.87円となった。東証プライム市場の売買高は11億4557万株、売買代金は2兆6737億円だった。セクターではその他製品、食料品、サービスが上昇率上位となった一方、海運、鉱業、不動産が下落率上位となった。東証プライム市場の値上がり銘柄は全体の59%、対して値下がり銘柄は35%だった。
個別では、任天堂<7974>、日本電産<6594>、ファナック<6954>のほか、トヨタ自<7203>、日産自<7201>などの自動車関連、ANAHD<9202>、JR東日本<9020>、資生堂<4911>、花王<4452>、マツキヨココカラ<3088>、エアトリ<6191>などのリオープン・インバウンド関連が大幅に反発。三井物産<8031>、石油資源開発<1662>、住友鉱山<5713>などの市況関連の一角も買われた。材料どころでは、業績予想を上方修正したタムラ製作所<6768>、ハピネット<7552>が急伸。業績上方修正に加えて増配も発表した日本特殊陶業<5334>のほか、船用原動機事業を分社化した日立造船<7004>、6-8月期が増益転換となったあさひ<3333>なども上昇。
一方、レーザーテック<6920>、東エレク<8035>、ルネサス<6723>の半導体関連やソフトバンクG<9984>、ソニーG<6758>の主力ハイテク株のほか、郵船<9101>、商船三井<9104>、川崎汽船<9107>の海運大手が続落。住友不動産<8830>、東京建物<8804>、三井不動産<8801>など不動産大手は総じて軟調。メルカリ<4385>、エムスリー<2413>、ベイカレント<6532>、マネフォ<3994>などグロース株でも冴えないものが多かった。
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