大引けの日経平均は前日比484.84円安の25937.21円となった。東証プライム市場の売買高は15億2029万株、売買代金は3兆8586億円だった。セクターでは輸送用機器、ゴム製品、電気機器を筆頭にほぼ全面安となり、不動産、医薬品のみが上昇した。東証プライム市場の値下がり銘柄は全体の85%、対して値上がり銘柄は13%だった。
個別ではレーザーテック<6920>、東エレク<8035>、ソニーG<6758>、キーエンス<6861>、日本電産<6594>の主力ハイテク株のほか、ファーストリテ<9983>、任天堂<7974>、SMC<6273>、ダイキン<6367>、信越化学<4063>などの値がさ株が軒並み大幅下落。
エムスリー<2413>、メルカリ<4385>のグロース株のほか、日本製鉄<5401>や三菱商事<
8058>、三菱UFJ<8306>、IHI<7013>といった市況関連株も大幅安。とりわけ目を引いたのが、トヨタ自<7203>、デンソー<6902>、マツダ<7261>、日産自<7201>、SUBARU<7270>などの自動車関連の急落。米カーマックスの決算が嫌気されたようだ。また、アシックス<7936>も米ナイキの決算が嫌気される形で急落。業績予想を下方修正した日軽金HD<5703>、西武HD<9024>なども下落した。
一方、ダブル・スコープ<6619>が逆行高。KDDI<9433>のほか、第一三共<4568>、アステラス製薬<4503>など通信、医薬品といったディフェンシブの一角が堅調。市況関連株ではロンドン金属取引所(LME)がロシア産金属の新規供給を禁止する可能性が伝わったことで、非鉄金属価格の高騰を受けて住友鉱山<5713>、DOWA<5714>などが上昇した。ほか、三井不動産<8801>、三菱地所<8802>の不動産がしっかり。DCMHD<3050>は増配や自社株買いが好感されて急伸。ハピネスカムズを子会社化したウェルビー<6556>も大幅に上昇。キユーピー<2809>はレーティング格上げで買われた。SREHD<2980>はグロース株の中では逆行高となった。
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