大引けの日経平均は前日比70.34円安の26677.80円となった。東証プライムの売買高は11億6492万株、売買代金は2兆7190億円だった。セクターではその他製品、水産・農林、サービスなどが下落率上位に並んだ一方、不動産、海運、電気・ガスなどが上昇率上位となった。東証プライムの値下がり銘柄は全体の61%、対して値上がり銘柄は35%となった。
個別では、前日に続きリクルートHD<6098>、三井ハイテック<6966>が大幅に下落。
任天堂<7974>、楽天グループ<4755>はそれぞれ4%安。ソフトバンクG<9984>、ソニーG<6758>、村田製<6981>などの主力株も下落し、ベイカレント<6532>、SHIFT<3697>などグロース(成長)株の下落が目立った。6月の生産計画の下方修正が伝わったトヨタ自<7203>は朝安後に切り返したが、ホンダ<7267>、三菱自<7211>などは大きく下落。
東証プライム値下がり率上位にはSREHD<2980>、オーケストラ<6533>、シンプレクスHD
<4373>など中小型グロース株が多く並んだ。東京センチュリー<8439>とT&DHD<8795>はレーティング格下げを受けて大きく売られた。
一方、郵船<9101>が大幅に4日続伸し、商船三井<9104>も堅調。三菱商事<8058>や三井物産<8031>の商社株や、三菱地所<8802>や三井不動産<8801>といった不動産株など、インフレ耐性のある銘柄で強い動きが見られた。また、グロース株の多くは軟調だったが、ルネサス<6723>、HOYA<7741>など半導体関連株が総じて強い動き。島根原発2号機の再稼働期待が高まった中国電力<9504>は大きく買われ、その他の電力株も連れ高となった。ニトリHD<9843>は5月既存店売上高が冴えなかったが、あく抜け感から大きく上昇。東レ<3402>はレーティング格上げを受けて大幅高。高水準の自社株買いを発表した日東紡績<3110>は急伸し、東証プライム値上がり率トップとなった。
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