大引けの日経平均は前週末比366.87円安の20720.29円となった。東証1部の売買高は14億7447万株、売買代金は2兆5151億円だった。業種別では、水産・農林業、鉄鋼、ガラス・土石製品が下落率上位で、その他も全般軟調。一方で内需・ディフェンシブセクターの一角に資金が向かい、小売業のみ小幅に上昇した。東証1部の値下がり銘柄は全体の89%、対して値上がり銘柄は9%となった。
個別では、売買代金トップのソフトバンクG<9984>が3%超下落したほか、その他上位も任天堂<7974>、ファーストリテ<9983>、ソニー<6758>、トヨタ自<7203>など全般軟調。資生堂<4911>は人民元安の影響が懸念され、4%近く下落した。決算発表銘柄ではヤフー<4689>、シスメックス<6869>、NTTデータ<9613>、ミネベアミツミ<6479>などが大きく売られ、業績下方修正や中間配当見送りが嫌気された神戸鋼<5406>はストップ安水準で取引を終えた。一方、売買代金上位では太陽誘電<6976>とSUBARU<7270>が逆行高。SUBARUは取引時間中に発表した第1四半期決算が2ケタ増収増益となった。ベネッセHD<9783>やオリンパス<7733>も決算を好感した買いが入り、アシックス<7936>は東証1部上昇率トップ。アリアケ<2815>はストップ高水準で取引を終えた。
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