大引けの日経平均は前日比388.34円安の19280.78円となった。東証1部の売買高は12億8009万株、売買代金は2兆1474億円だった。業種別では、サービス業、鉄鋼、金属製品が下落率上位だった。一方、水産・農林業、証券、陸運業が上昇率上位だった。東証1部の値下がり銘柄は全体の72%、対して値上がり銘柄は25%となった。
個別では、売買代金トップのソフトバンクG<9984>が4%の下落となったほか、ファーストリテ<9983>、ソニー<6758>、東エレク<8035>、トヨタ自<7203>などが軟調。原油先物相場の急落を受け注目された国際帝石<1605>は、一時プラスに転じたものの売り優勢の展開だった。このところ賑わっていた中小型株には利益確定の売りが広がり、IBJ<6071>やアステリア<3853>が東証1部下落率上位に顔を出した。一方、ゲーム機「ニンテンドースイッチ」の増産検討を始めたと報じられた任天堂<7974>のほか、武田薬<4502>やKDDI<9433>が小じっかり。新型コロナウイルスワクチンの量産体制を構築すると報じられたタカラバイオ<4974>は商いを伴って急伸し、防衛関連の石川製<6208>は後場に一時ストップ高を付けた。また、ホウスイ<1352>などが東証1部上昇率上位に顔を出した。
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