大引けの日経平均は前日比607.06円高の19897.26円となった。終値としては3月6日以来の高値水準となる。東証1部の売買高は14億0905万株、売買代金は2兆6104億円だった。業種別では、海運業、輸送用機器、非鉄金属が上昇率上位だった。一方、陸運業、水産・農林業、パルプ・紙が下落率上位だった。東証1部の値上がり銘柄は全体の49%、対して値下がり銘柄は48%となった。
個別では、日経平均への寄与が大きいソフトバンクG<9984>とファーストリテ<9983>が揃って6%超上昇したほか、リクルートHD<6098>やホンダ<7267>が大きく上昇。台湾積体電路製造(TSMC)の好決算を受けて東エレク<8035>やアドバンテス<6857>といった半導体関連株も買われた。その他売買代金上位ではソニー<6758>、トヨタ自<7203>などが堅調。「アビガン」の原薬生産を始めるカネカ<4118>や投資判断引き上げ観測のカシオ計<6952>は急伸し、リケンテクノス<4220>やきちりHD<3082>はストップ高水準で取引を終えた。一方、任天堂<7974>が小安く、富士フイルム<4901>やNTT<9432>、中外薬<4519>は軟調。今期の大幅減益見通しが嫌気されたいちご<2337>や投資判断引き下げ観測のコスモス薬品<3349>は売りがかさんだ。また、デザインワン<6048>などが東証1部下落率上位に顔を出した。
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