ダウ平均先物の上昇などを支援要因に寄り付き直後から買いが先行したが、連日の反動を警戒する動きもあり、前引けまでは高値圏でのもみ合いが継続。後場に入ってからは再び強含み、寄り付き直後に前場の高値を更新したが、その後は再びもみ合いとなり、こう着感の強い展開が続いた。
大引けの日経平均は前日比190.77円高の27311.30円となった。東証プライム市場の売買高は11億3943万株、売買代金は2兆7187億円だった。セクターでは鉱業、電気機器、海運を筆頭に全般買い優勢の展開となり、下落したのは電気・ガス、食料品、小売、精密機器の4業種のみとなった。東証プライム市場の値上がり銘柄は全体の73%、対して値下がり銘柄は22%だった。
個別では、東エレク<8035>やルネサス<6723>、アドバンテスト<6857>の半導体関連が買われ、レーザーテック<6920>はレーティング格上げも寄与。三井ハイテック<6966>、TDK<6762>、村田製<6981>、イビデン<4062>、ローム<6963>などハイテク株も強い。石油輸出国機構(OPEC)プラス会合での予想以上の減産決定に伴う原油市況の上昇を受けてINPEX<1605>、石油資源開発<1662>の鉱業ほか、三井物産<8031>、丸紅<8002>の商社も上昇。メルカリ<4385>、ラクス<3923>、マネーフォワード<3994>などのグロース株は大幅高。材料関連では、みずほFG<8411>による楽天証券への出資報道を受けて楽天G<4755>が大きく上昇。薬王堂HD<7679>は決算が好感されて急伸、サンエー<
2659>も決算を手掛かりに大幅高。パーク24<4666>とUアローズ<7606>はレーティング格上げを受けて大きく上昇となった。
一方、トヨタ自<7203>、三菱自<7211>、SUBARU<7270>の自動車、KDDI<9433>、ソフトバンク<9434>の通信、武田薬<4502>、塩野義<4507>、アステラス製薬<4503>の医薬品、花王<4452>、資生堂<4911>、しまむら<8227>など内需系が軟調。第1四半期決算の低調な出足が嫌気されたウェザーニューズ<4825>は急落。同様に決算を材料にイオン<
8267>、イオンファンタジー<4343>が大きく下落した。後場の取引時間中に決算を発表した三協立山<5932>は6-8月期の営業赤字が嫌気されて急落。ほか、イーレックス<9517>、レノバ<9519>、東北電力<9506>、東京電力HD<9501>など電気・ガス関連株で弱い動きがみられた。
<YN>
この銘柄の最新ニュース
三協立山のニュース一覧- 前日に動いた銘柄 part2 プライムストラテジー、プレイド、TKPなど 2024/07/16
- 決算マイナス・インパクト銘柄 【東証プライム】 … ファストリ、セブン&アイ、安川電 (7月5日~11日発表分) 2024/07/13
- <07月12日の年初来安値更新銘柄> 07月13日 2024/07/13
- 前日に動いた銘柄 part2 プライムストラテジー、プレイド、TKPなど 2024/07/13
- 決算マイナス・インパクト銘柄 【東証プライム】引け後 … ファストリ、セブン&アイ、ローツェ (7月11日発表分) 2024/07/12
マーケットニュース
- 「eスポーツ五輪」開催決定で新章突入へ、輝き放つ関連銘柄総ざらい <株探トップ特集> (07/24)
-
明日の株式相場に向けて=「アイランドリバーサル」と悪魔の囁き (07/24)
- NY各市場 2時台 ダウ平均は289ドル安 ナスダックは2.8%の急落 (07/25)
- 弱いユーロ圏PMI、ECBの成長見通しをリスクにさらす=NY為替 (07/25)
三協立山の取引履歴を振り返りませんか?
三協立山の株を取引したことがありますか?みんかぶアセットプランナーに取引口座を連携すると売買履歴をチャート上にプロットし、自分の取引を視覚的に確認することができます。
アセットプランナーの取引履歴機能とは![アセプラ(アセットプランナー)](https://assets.minkabu.jp/images/stock/img_asset_tradehistory.png)
※アセプラを初めてご利用の場合は会員登録からお手続き下さい。