日経平均株価
始値 27977.57
高値 28581.36(10:41)
安値 27893.32(09:01)
大引け 28498.20(前日比 +449.26 、 +1.60% )
売買高 11億9417万株 (東証1部概算)
売買代金 2兆7085億円 (東証1部概算)
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■本日のポイント
1.日経平均は大幅高で3日続伸、先物絡め買い戻し加速
2.9月の米雇用統計を無事通過し、市場のセンチメント改善
3.為替市場での円安進展や香港株市場の堅調展開が追い風に
4.岸田首相の発言を受け、金融所得税率引き上げ懸念も後退
5.値上がり銘柄数は1800を上回り東証1部全体の84%占める
■東京市場概況
前週末の米国市場ではNYダウは前日比8ドル安と4日ぶりに小反落した。米9月雇用統計は、非農業部門雇用者数が市場予想を下回った。ただ、失業率は前月からの改善を受け、全体相場は強弱感が対立する展開となった。
週明けの東京市場では、日経平均株価が寄り付きこそ安く始まったものの、その後は先物主導で急速に切り返す動きとなった。後場も強調展開を継続し、2万8000円台半ばで着地した。
11日の東京市場は、前週末の米国株市場で主要株指数が冴えない展開ながら小幅安にとどまったことで市場のセンチメントが改善、主力株をはじめ広範囲に買い戻しが続く展開となった。9月の米雇用統計を無事通過し、外国為替市場で円安が進展したことが好感された。アジア株市場はまちまちの展開だったが、香港株市場大幅続伸したことがポジティブ視された。岸田首相が金融所得課税の見直しについて、テレビ番組を通じ当分は増税することはないと発言したことも投資家心理にプラスに働いたとみられている。朝方に日経平均はマイナス圏でスタートしたが、その後急速に水準を切り上げ、一時500円を超える上昇をみせる場面もあった。値上がり銘柄数は1800を上回り東証1部全体の84%の銘柄が上昇した。ただ、売買代金は3兆円台を下回り、最近では9月2日以来の低い水準にとどまった。
個別では、売買代金トップとなったソフトバンクグループ<9984>が大きく上昇、売買代金2位の日本郵船<9101>も上値指向を強めた。ソニーグループ<6758>活況高、キーエンス<6861>、ファーストリテイリング<9983>なども高い。三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>などメガバンクが上昇、リクルートホールディングス<6098>も値を上げた。東京機械製作所<6335>が連日のストップ高、Sansan<4443>、大紀アルミニウム工業所<5702>も値を飛ばした。
半面、レーザーテック<6920>、東京エレクトロン<8035>など半導体製造装置関連が安く、安川電機<6506>も冴えない。資生堂<4911>も売りに押された。フリービット<3843>が値下がり率トップに売られ、ビジョン<9416>、アイフル<8515>なども下げた。ペプチドリーム<4587>も安い。
日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄はSBG <9984> 、ファストリ <9983> 、リクルート <6098> 、信越化 <4063> 、ファナック <6954> 。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約170円。
日経平均へのマイナス寄与度上位5銘柄は東エレク <8035> 、安川電 <6506> 、アドテスト <6857> 、資生堂 <4911> 、エムスリー <2413> 。5銘柄の指数押し下げ効果は合計で約34円。うち20円は東エレク1銘柄によるもの。
東証33業種のうち32業種が上昇し、下落は電気・ガス業のみ。上昇率の大きかった上位5業種は(1)海運業、(2)空運業、(3)鉱業、(4)輸送用機器、(5)ガラス土石製品。一方、上昇率の小さかった5業種は(1)水産・農林業、(2)建設業、(3)パルプ・紙、(4)食料品、(5)医薬品。
■個別材料株
△KG情報 <2408> [JQ]
21年12月期営業損益予想を黒字に上方修正。
△エデュラボ <4427>
「令和4年度全国学力・学習状況調査を実施するための委託事業」を落札。
△Sansan <4443>
11月末を基準日に1→4の株式分割実施へ。
△イソライト <5358>
半導体用工業炉向けセラミックファイバーで業績急拡大。
△エンビプロ <5698>
業績絶好調に加えリチウムイオン電池再資源化でも注目。
△大紀ア <5702>
アルミ市況高騰でアルミニウム二次合金に注目集まる。
△東京機 <6335>
特損計上も構造改革推進による収益改善に期待。
△MSコンサル <6555>
第2四半期営業は5400万円の黒字で上振れ着地。
△カーブスHD <7085>
22年8月期は54%営業増益で2円増配を予想。
△明治海 <9115>
子会社保有の固定資産譲渡で特別利益計上へ。
▼買取王国 <3181> [JQ]
8月中間期業績は営業利益が計画上振れも材料出尽くし感。
▼ミクロン <6159> [JQ]
22年8月期営業利益予想は29.9%増も材料出尽くし。
東証1部の値上がり率上位10傑は(1)東京機 <6335> 、(2)MSコンサル <6555> 、(3)エデュラボ <4427> 、(4)Sansan <4443> 、(5)大紀ア <5702> 、(6)カーブスHD <7085> 、(7)松田産業 <7456> 、(8)鋳鉄管 <5612> 、(9)MSOL <7033> 、(10)三井松島HD <1518> 。
値下がり率上位10傑は(1)フリービット <3843> 、(2)Fブラザーズ <3454> 、(3)一蔵 <6186> 、(4)ウイルプラス <3538> 、(5)ビジョン <9416> 、(6)キムラタン <8107> 、(7)カワタ <6292> 、(8)ペプドリ <4587> 、(9)ユニデンHD <6815> 、(10)アイフル <8515> 。
【大引け】
日経平均は前日比449.26円(1.60%)高の2万8498.20円。TOPIXは前日比34.73(1.77%)高の1996.58。出来高は概算で11億9417万株。東証1部の値上がり銘柄数は1834、値下がり銘柄数は295となった。日経ジャスダック平均は3984.74円(28.56円高)。
[2021年10月11日]
株探ニュース
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