日経平均株価
始値 19972.09
高値 20179.09(15:00)
安値 19894.58(09:08)
大引け 20179.09(前日比 +504.32 、 +2.56% )
売買高 13億7293万株 (東証1部概算)
売買代金 2兆3913億円 (東証1部概算)
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■本日のポイント
1.日経平均は前日比504円高と大幅続伸、先月30日以来の2万円台回復
2.7日のNYダウは反発、経済活動再開への期待と米中懸念の後退が背景
3.日本国内でも緊急事態宣言の解除に向けた期待感が高まる
4.アドテストや東エレク、ソニーなど主力ハイテク株がしっかり
5.アンジェスやタカラバイオ、新日本科学などバイオ関連株は売り優勢に
■東京市場概況
前日の米国市場では、NYダウは前日比211ドル高と反発した。米国の多くの州が経済活動の再開に向けて動き出していることで米景気の回復期待から買いが優勢となった。
東京市場では、日経平均株価は大幅続伸。積極的な買いが流入し終値ベースで4月30日以来となる2万円台を回復した。
8日の東京市場は、7日の米株式市場で引き続き経済活動再開への期待が強く、米国と中国の貿易協議責任者が来週にも電話会談を行う見通しとなり米中対立の懸念が後退した。これを受け日経平均も買い先行の展開。午前9時30分過ぎに2万円台を回復し、後場に入り上昇幅は一段と拡大し高値引けで取引を終えた。日本政府は緊急事態の解除基準を14日までに示す予定であり、国内での経済活動再開期待も膨らんでいる。
個別銘柄ではソフトバンクグループ<9984>やファーストリテイリング<9983>が高く、トヨタ自動車<7203>や富士フイルムホールディングス<4901>、武田薬品工業<4502>が値を上げた。ソニー<6758>や東京エレクトロン<8035>、アドバンテスト<6857>といったハイテク株も買われた。ファンケル<4921>やスシローグローバルホールディングス<3563>、牧野フライス製作所<6135>が急伸した。
半面、任天堂<7974>やキーエンス<6861>が安く、東京海上ホールディングス<8766>や中外製薬<4519>が値を下げた。エムスリー<2413>、UUUM<3990>も下落した。アンジェス<4563>は全市場で売買代金トップと大商いとなるなかストップ安と急反落。タカラバイオ<4974>や新日本科学<2395>、リプロセル<4978>などバイオ関連株の一角が利益確定売りで急落した。
日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄はファストリ <9983> 、SBG <9984> 、KDDI <9433> 、ファナック <6954> 、アドテスト <6857> 。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約160円。
日経平均へのマイナス寄与度上位5銘柄はエムスリー <2413> 、中外薬 <4519> 、東京海上 <8766> 、資生堂 <4911> 、サイバー <4751> 。5銘柄の指数押し下げ効果は合計で約20円。うち13円はエムスリー1銘柄によるもの。
東証33業種のうち32業種が上昇し、下落はその他製品のみ。上昇率の大きかった上位5業種は(1)鉄鋼、(2)非鉄金属、(3)海運業、(4)陸運業、(5)卸売業。一方、上昇率の小さかった5業種は(1)保険業、(2)食料品、(3)医薬品、(4)石油石炭製品、(5)水産・農林業。
■個別材料株
△金下建 <1897> [東証2]
20年12月期業績予想を上方修正。
△ロコンド <3558> [東証M]
ワールド子会社買収で業容拡大へ。
△アイピーエス <4390> [東証M]
フィリピンと海外を結ぶ国際通信回線の運用に参入へ。
△エデュラボ <4427> [東証M]
第2四半期営業利益を大幅上方修正。
△扶桑薬 <4538>
20年3月期業績は計画上振れで着地。
△ファンケル <4921>
21年3月期の成長継続とマスク販売開始を好感。
△メタップス <6172> [東証M]
グループ会社の「イベントペイ」と「Zoom」が連携。
△蛇の目 <6445>
20年3月期営業利益が計画上振れ。
△岩崎電 <6924>
20年3月期業績は計画上振れ。
△AmidAH <7671> [東証M]
第3四半期営業利益が通期計画を上回る。
▼東計電算 <4746>
20年12月期業績予想を下方修正。
▼レノバ <9519>
今期の大幅減益見通しに失望感。
東証1部の値上がり率上位10傑は(1)オーイズミ <6428> 、(2)DDHD <3073> 、(3)ファンケル <4921> 、(4)スシローGH <3563> 、(5)クリレスHD <3387> 、(6)芙蓉リース <8424> 、(7)T-BASE <3415> 、(8)トーモク <3946> 、(9)インフォMT <2492> 、(10)兼松 <8020> 。
値下がり率上位10傑は(1)レノバ <9519> 、(2)東計電算 <4746> 、(3)有機薬 <4531> 、(4)タカラバイオ <4974> 、(5)フューチャー <4722> 、(6)GMOクラウ <3788> 、(7)大幸薬品 <4574> 、(8)新日本科学 <2395> 、(9)科研薬 <4521> 、(10)ブイキューブ <3681> 。
【大引け】
日経平均は前日比504.32円(2.56%)高の2万0179.09円。TOPIXは前日比31.55(2.21%)高の1458.28。出来高は概算で13億7293万株。東証1部の値上がり銘柄数は1835、値下がり銘柄数は287となった。日経ジャスダック平均は3193.49円(9.34円高)。
[2020年5月8日]
株探ニュース
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