個別では、マザーズ時価総額上位のフリー<4478>が週間で8.1%高、AI inside<4488>が同8.5%高、マネーフォワード<3994>が同7.5%高と堅調。AI insideはショーケース<3909>との資本業務提携を発表している。売買代金上位では東京海上HD<8766>との資本業務提携を発表したケアネット<2150>、調整一巡感のあったニューラルポケット<4056>などの上昇が目立った。また、エヌ・ピー・シー<6255>は環境関連との位置付けから賑わい、週間のマザーズ上昇率トップとなった。一方、メルカリ<4385>は同3.4%安、BASE<4477>は同6.9%安と軟調で、アイリッジ<3917>は利益確定売りがかさんで下落率トップとなった。ジャスダック主力はハーモニック・ドライブ・システムズ<6324>が同1.7%安、日本マクドナルドHD<2702>が同1.4%安となるなど全般軟調。ワークマン<7564>は11月既存店売上高の伸び鈍化がネガティブ視され、同8.8%安となった。ただ、売買代金上位ではフェローテックHD<6890>などの上昇が目立ち、不二精機<6400>はワクチン普及に絡んだ思惑から週間のジャスダック上昇率トップ。一方、直近上場のMITHD<4016>やジオコード<7357>などが下落率上位に顔を出した。
来週の新興市場でも、マザーズ指数は一進一退の展開となりそうだ。短期の値幅取りを狙った個人投資家の物色は活発で、循環的な物色が株式相場全体を下支えしている。国内外での新型コロナウイルス感染拡大や政府のデジタル化推進などにより、引き続きIT関連の新興株にも物色の矛先が向かう場面は出てくるだろう。ただ、これまでも述べたとおり、12月IPOのブックビルディング(BB)が本格化しており、本格的な需給好転は期待しづらい。
ジャスダックではフェローテックなどの半導体関連株や環境関連株が賑わっているが、引き続き値動きの軽い中小型テーマ株を中心に物色が向かいそうだ。また、来週は12月9日にステムリム<4599>、アースインフィニティ<7692>、11日にモルフォ<3653>、SKIYAKI<3995>、スマレジ<4431>、サンバイオ<4592>などが決算発表を予定している。クラウドPOSレジのスマレジは直近、一部証券会社の強気の投資判断を支援材料に高値更新する場面があり、期待どおりの決算内容か注目される。
IPO関連では、資産運用支援のウェルスナビ<7342>などが来週からBB期間に入る。ここまでのBBは銘柄ごとに濃淡があるとはいえ、個人の投資意欲の強さを背景に、全般に需要堅調という印象。新興株人気の一服感とは裏腹に、12月IPOは盛り上がりを見せてくるかもしれない。
<FA>
この銘柄の最新ニュース
ステムリムのニュース一覧- 東証グロース(前引け)=値下がり優勢、THECOO、BTMがS高 今日 11:33
- 個人投資家向けオンライン会社説明会用URL公開のお知らせ 2024/11/29
- 譲渡制限付株式報酬としての新株式の発行に関するお知らせ 2024/11/25
- 個人投資家向けオンライン会社説明会開催に関するお知らせ 2024/11/22
- (開示事項の中止)譲渡制限付株式報酬としての新株式の発行の中止に関するお知らせ 2024/11/15
マーケットニュース
- 東京株式(前引け)=反落、半導体関連に買い続かず朝高後に軟化 (12/04)
- <動意株・4日>(前引け)=GFA、T-BASE、アイズ (12/04)
- <みんかぶ・個人投資家の予想から>=「買い予想数上昇」5位にウエストHD (12/04)
- ◎4日前場の主要ヘッドライン (12/04)
おすすめ条件でスクリーニング
ステムリムの取引履歴を振り返りませんか?
ステムリムの株を取引したことがありますか?みんかぶアセットプランナーに取引口座を連携すると売買履歴をチャート上にプロットし、自分の取引を視覚的に確認することができます。
アセットプランナーの取引履歴機能とは※アセプラを初めてご利用の場合は会員登録からお手続き下さい。