日経平均株価
始値 21049.41
高値 21119.73(14:36)
安値 20971.18(09:05)
大引け 21116.89(前日比 +84.89 、 +0.40% )
売買高 10億6848万株 (東証1部概算)
売買代金 2兆0018億円 (東証1部概算)
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■本日のポイント
1.日経平均は3日ぶり反発、米株高と円高一服などを受け買い戻し優勢に
2.ホルムズ海峡でのタンカー攻撃で地政学リスクを意識、朝方は気迷いムード
3.米ブロードコムの業績下方修正を受けた時間外急落で半導体セクターに逆風
4.ファーストリテが売買代金トップで1000円超上昇し指数押し上げに寄与
5.メジャーSQ算出に絡み売買代金は今週初の2兆円乗せも、実質は閑散相場
■東京市場概況
前日の米国市場では、NYダウは101ドル高と3日ぶりに反発した。原油先物相場の上昇でエクソン・モービルやシェブロンなど石油関連株が買われ指数を押し上げた。
東京市場では、日経平均株価が朝方は前日終値を挟んで売り買いを交錯させていたが、その後は徐々に買いが優勢となり、2万1000円台で売りをこなす展開となった。
14日の東京市場は、前日の米国株市場では利下げ観測を拠りどころにNYダウなど主要指数がいずれも反発したものの、朝方は気迷いムードのなか前日終値を挟んで方向感に乏しい値動きを強いられた。13日にホルムズ海峡近くで2隻のタンカーが攻撃されたことで地政学リスクが意識されたほか、米国では半導体デバイス大手のブロードコムが通期決算見通しを下方修正し、時間外で株価を急落させたことも半導体セクター中心にネガティブに作用した。しかし、その後は下値抵抗力を発揮。為替市場で1ドル=108円台前半の推移と円高が進まなかったことで、先物主導で買い戻しを誘発、アジア株が総じて軟調に推移するのを横目に、上値を慕う展開となった。なお、東証1部売買代金は今週初めて2兆円台に乗せたが、これはメジャーSQ算出に伴う上乗せ分が反映されたもので実質閑散商いが続いている。
個別では、ファーストリテイリング<9983>が売買代金トップとなり1000円超の上昇、ソニー<6758>も商いを膨らませ値を上げた。日立製作所<6501>が買われ、アンリツ<6754>も上値を追った。キーエンス<6861>、ダイキン工業<6367>なども堅調。資生堂<4911>も買いが優勢だった。国際石油開発帝石<1605>など資源開発関連も強さを発揮した。ディー・エル・イー<3686>が商いを伴い買われ、Hamee<3134>が大幅高、朝日ネット<3834>も値を飛ばした。
半面、東京エレクトロン<8035>、太陽誘電<6976>が軟調、花王<4452>も冴えない。安川電機<6506>も値を下げた。ソリトンシステムズ<3040>が大幅安、ダントーホールディングス<5337>、ラクーンホールディングス<3031>の下げも目立つ。レノバ<9519>、東京ドーム<9681>が下落、レオパレス21<8848>も安い。
日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄はファストリ <9983> 、ダイキン <6367> 、ソニー <6758> 、ユニファミマ <8028> 、ヤマハ <7951> 。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約64円。うち43円はファストリ1銘柄によるもの。
一方、マイナス寄与の上位5銘柄は東エレク <8035> 、オムロン <6645> 、電通 <4324> 、花王 <4452> 、安川電 <6506> 。押し下げ効果は約18円。うち10円は東エレク1銘柄によるもの。
東証33業種のうち上昇は26業種。上昇率の上位5業種は(1)鉱業、(2)パルプ・紙、(3)石油石炭製品、(4)小売業、(5)情報・通信業。一方、下落率の上位5業種は(1)水産・農林業、(2)海運業、(3)電気・ガス業、(4)ゴム製品、(5)繊維製品。
■個別材料株
△ミサワ <3169>
2-4月期(1Q)経常は3.5倍増益で着地。
△Bガレージ <3180>
今期2ケタ営業増益見通しと自社株買いを発表。
△Jテック・C <3446> [東証M]
独自の表面ナノ加工技術を活用した新事業を開始。
△シャノン <3976> [東証M]
経産省のIT導入支援事業者に認定。
△チエル <3933> [JQ]
昭栄広報とエーアンドシーを子会社化。
△ラクスル <4384> [東証M]
8-4月期(3Q累計)経常は黒字浮上・通期計画を超過。
△サムライJP <4764> [JQG]
2-4月期(1Q)経常は赤字縮小で着地。
△荒川化 <4968>
3.9%を上限に自社株買いを実施。
△バーチャレク <6193> [東証M]
「教育ITソリューションEXPO」に出展。
△ログリー <6579> [東証M]
5月度売上高・売上総利益が予想を上回って着地。
▼MTG <7806> [東証M]
第2四半期報告書の提出期限再延長を申請。
▼東京ドーム <9681>
2-4月期(1Q)経常は18%減益で着地。
東証1部の値上がり率上位10傑は(1)Bガレージ <3180> 、(2)DLE <3686> 、(3)Hamee <3134> 、(4)朝日ネット <3834> 、(5)荒川化 <4968> 、(6)オプティム <3694> 、(7)フリービット <3843> 、(8)テモナ <3985> 、(9)マイネット <3928> 、(10)テラスカイ <3915> 。
値下がり率上位10傑は(1)ソリトン <3040> 、(2)日東網 <3524> 、(3)ダントーHD <5337> 、(4)小林産 <8077> 、(5)ラクーンHD <3031> 、(6)富山銀 <8365> 、(7)レノバ <9519> 、(8)東京ドーム <9681> 、(9)船井電 <6839> 、(10)レオパレス <8848> 。
【大引け】
日経平均は前日比84.89円(0.40%)高の2万1116.89円。TOPIXは前日比5.21(0.34%)高の1546.71。出来高は概算で10億6848万株。東証1部の値上がり銘柄数は1303、値下がり銘柄数は737となった。日経ジャスダック平均は3382.55円(19.81円高)。
[2019年6月14日]
株探ニュース
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