日経平均株価
始値 20467.22
高値 20529.94(10:52)
安値 20439.92(09:19)
大引け 20456.08(前日比 +195.04 、 +0.96% )
売買高 10億4296万株 (東証1部概算)
売買代金 1兆7695億円 (東証1部概算)
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■本日のポイント
1.日経平均は反発、前日の米株上昇を受けてリスク選好の流れに
2.トランプ米大統領が中国との貿易協議再開の方針を表明し心理改善
3.海外ヘッジファンド筋の先物買い戻しが日経平均を押し上げる展開
4.ザラ場中は1ドル105円台後半の円高に振れ、上値の重荷となる
5.売買代金は1兆7000億円台と低調で10営業日連続2兆円割れ
■東京市場概況
前日の米国市場では、NYダウは269ドル高と反発した。トランプ米大統領が、中国から通商交渉の協議を再開する要請があったことを明らかにした。これを受け、米中摩擦に対する懸念が後退し買いが優勢となった。
東京市場では、前日の米株高を引き継いで自律反発の動きとなった。日経平均株価は一時フシ目の2万0500円台を回復したが、その後は上値も重かった。
27日の東京市場は、米中摩擦への警戒感がやや後退したことでリスク選好、米株高の後を追う形で日経平均は反発に転じた。G7サミット後の記者会見でトランプ米大統領が中国との貿易協議を再開する方針を表明したことを市場はポジティブに受け止めた。海外ヘッジファンド筋の先物を絡めた買い戻しが日経平均を押し上げる格好となった。本日は、アジア株市場が総じて強い動きを示したことも市場のセンチメント改善を後押しした。ただ、取引開始後に外国為替市場でドル安・円高方向に振れたのはネガティブ材料。取引開始前は1ドル=106円台で推移していたが、その後105円台後半まで円が買われ、これが全体相場の戻りを鈍くした。なお、東証1部の売買代金は1兆7000億円台にとどまり、これで10営業日連続で2兆円台を下回っている。
個別では、ソフトバンクグループ<9984>が堅調、ファーストリテイリング<9983>も切り返した。トヨタ自動車<7203>、スズキ<7269>など自動車株が高く、ソニー<6758>もしっかり。キーエンス<6861>、安川電機<6506>なども買いが優勢だった。曙ブレーキ工業<7238>が高水準の商いをこなし急騰、ディー・エル・イー<3686>も値を飛ばした。北の達人コーポレーション<2930>も物色人気。IDOM<7599>、ソースネクスト<4344>なども高い。
半面、東京海上ホールディングス<8766>が冴えない。リクルートホールディングス<6098>も軟調だった。KLab<3656>が朝高後に値を崩し、enish<3667>も前場終盤を境に大きく利食われる格好となった。GameWith<6552>が下落、ザッパラス<3770>、リソー教育<4714>なども売られた。トレジャー・ファクトリー<3093>も安い。
日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄はファストリ <9983> 、SBG <9984> 、KDDI <9433> 、東エレク <8035> 、ユニファミマ <8028> 。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約87円。
日経平均へのマイナス寄与度上位5銘柄はリクルート <6098> 、京セラ <6971> 、アサヒ <2502> 、TOTO <5332> 、アドテスト <6857> 。5銘柄の指数押し下げ効果は合計で約13円。
東証33業種のうち31業種が上昇し、下落は保険業、水産・農林業の2業種のみ。上昇率の大きかった上位5業種は(1)ゴム製品、(2)その他製品、(3)情報・通信業、(4)小売業、(5)輸送用機器。一方、上昇率の小さかった5業種は(1)不動産業、(2)サービス業、(3)非鉄金属、(4)繊維製品、(5)卸売業。
■個別材料株
△手間いらず <2477> [東証M]
宿泊予約システム販売好調で利益成長加速。
△セガサミー <6460>
新機種「パチスロ北斗の拳天昇」の型式試験で適合通知を受ける。
△西芝電 <6591> [東証2]
今期経常を38%上方修正。
△OBARAG <6877>
今期期末配当を20円増額。
△ブレーキ <7238>
新社長就任で再建に向け新局面入り。
△アイリック <7325> [東証M]
AI-OCRを活用した自動車保険見積もりサービスを共同開発。
△インターアク <7725>
取引先より大口受注を獲得。
△大興電子 <8023> [東証2]
「政府 レジ補助金の要件を緩和へ」報道が株価を刺激。
△シノケンG <8909> [JQ]
1.16%を上限に自社株買いを実施。
△丸和運機関 <9090>
9月30日現在の株主を対象に1→2の株式分割を実施。
▼タカミヤ <2445>
公募増資と売り出しを実施。
▼リクルート <6098>
傘下の就職情報サイト「リクナビ」への是正勧告を嫌気。
東証1部の値上がり率上位10傑は(1)ブレーキ <7238> 、(2)DLE <3686> 、(3)北の達人 <2930> 、(4)PCA <9629> 、(5)ホクシン <7897> 、(6)セガサミー <6460> 、(7)キムラタン <8107> 、(8)カメイ <8037> 、(9)IDOM <7599> 、(10)シュッピン <3179> 。
値下がり率上位10傑は(1)enish <3667> 、(2)チャームケア <6062> 、(3)KLab <3656> 、(4)インソース <6200> 、(5)タカミヤ <2445> 、(6)カナミックN <3939> 、(7)ザッパラス <3770> 、(8)リソー教育 <4714> 、(9)トレファク <3093> 、(10)ITメディア <2148> 。
【大引け】
日経平均は前日比195.04円(0.96%)高の2万0456.08円。TOPIXは前日比11.66(0.79%)高の1489.69。出来高は概算で10億4296万株。東証1部の値上がり銘柄数は1480、値下がり銘柄数は556となった。日経ジャスダック平均は3306.44円(2.51円安)。
[2019年8月27日]
株探ニュース
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