日経平均株価
始値 21425.44
高値 21686.53(13:39)
安値 21411.93(09:00)
大引け 21620.88(前日比 +204.09 、 +0.95% )
売買高 9億1951万株 (東証1部概算)
売買代金 1兆6553億円 (東証1部概算)
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■本日のポイント
1.日経平均は200円あまり上昇、半導体・電子部品関連など軸に大幅反発
2.ゴールドマンの半導体関連に対する投資判断引き上げがポジティブ作用
3.トランプ大統領のファーウェイへの販売許可同意との報が株高を後押し
4.バルチック指数の上昇が際立つなか、海運株が業種別値上がりトップに
5.閑散商いが続き、売買代金は前日に続く1兆6000億円台にとどまる
■東京市場概況
前日の米国市場では、NYダウは17ドル高と小幅に反発した。アップルやインテルなどハイテク株の上昇が指数を押し上げた。
東京市場では、朝方は売り買い交錯で始まったものの、その後日経平均株価は急速に水準を切り上げる展開となり大幅反発した。半導体製造装置関連株などに買いが目立った。
22日の東京市場は、4-6月期決算発表の本格化を前に、市場エネルギー不足のなかで方向感に乏しい展開を予想する向きが多かったが、意外にも上値指向の強い相場となった。前日の米国株市場ではNYダウなど主要指数が上昇し、特にゴールドマン・サックスの投資判断引き上げの動きを契機に半導体関連が買われたことで、東京市場もこれに追随する動きとなった。また取引時間中に、トランプ米大統領が中国通信機器最大手のファーウェイへの販売許可に同意したと伝わり、これを好感する形で電子部品株にも投資資金が流入した。このほか急速に上昇するバルチック海運指数を横目に海運株が業種別値上がり率トップに買われた。ただし、市場参加者は少ない。全体売買代金は前日に続く1兆6000億円台と閑散商いが継続している。
個別では、ソフトバンクグループ<9984>が堅調、東京エレクトロン<8035>やディスコ<6146>など半導体製造装置関連株が高い。ローツェ<6323>は値上がり率トップに買われた。村田製作所<6981>、キーエンス<6861>、ファナック<6954>なども買いが優勢だった。また、前日急落したアサヒグループホールディングス<2502>が買い戻しされ反発、リクルートホールディングス<6098>も高い。ブレインパッド<3655>、タムラ製作所<6768>なども値を飛ばした。
半面、任天堂<7974>、ファーストリテイリング<9983>が冴えず、ダイキン工業<6367>も軟調。ここ大きく水準を切り上げていた三桜工業<6584>は利食われて値下り率トップ。オービックビジネスコンサルタント<4733>、enish<3667>も安い。SANKYO<6417>、レオパレス21<8848>、ソラスト<6197>なども値を下げた。
日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄はSBG <9984> 、東エレク <8035> 、ファナック <6954> 、リクルート <6098> 、TDK <6762> 。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約98円。
日経平均へのマイナス寄与度上位5銘柄はファストリ <9983> 、ダイキン <6367> 、日ハム <2282> 、NTTデータ <9613> 、三井不 <8801> 。5銘柄の指数押し下げ効果は合計で約17円。うち10円はファストリ1銘柄によるもの。
東証33業種のうち31業種が上昇し、下落は証券商品先物、電気・ガス業の2業種のみ。上昇率の大きかった上位5業種は(1)海運業、(2)繊維製品、(3)石油石炭製品、(4)鉱業、(5)金属製品。一方、上昇率の小さかった5業種は(1)鉄鋼、(2)銀行業、(3)空運業、(4)その他金融業、(5)不動産業。
■個別材料株
△オプトHD <2389>
「JapanMade」が「良品志」と提携。
△鉄人化計画 <2404> [東証2]
「カラオケの鉄人」全店舗で「楽天ペイ」決済を導入。
△ハウスドゥ <3457>
埼玉県の小山建設グループを子会社化。
△TKP <3479> [東証M]
三菱UFJMS証券が目標株価を6800円へ引き上げ。
△バリューデザ <3960> [東証M]
「キャッシュレス・消費者還元事業」に登録。
△セグエG <3968>
中核子会社が「働き方改革」に向けた新提案“RevoWorks”構想を発表。
△日立造 <7004>
中国・天津市向けごみ焼却発電プラント設備工事を受注。
△識学 <7049> [東証M]
M&Aや資本提携で「識学マッチングプラットフォーム」を無償提供。
△ブレーキ <7238>
取引先の金融機関に債権放棄560億円を要請。
△トラスコ中山 <9830>
「MROストッカー」と「SAP Ariba」の連携を決定。
▼レントラクス <6045> [東証M]
6月売上高が1.9%増で前月から伸び鈍化。
▼小野測器 <6858>
上期経常を一転赤字に下方修正、通期も減額。
東証1部の値上がり率上位10傑は(1)ローツェ <6323> 、(2)UMCエレ <6615> 、(3)デサント <8114> 、(4)ライク <2462> 、(5)イオンファン <4343> 、(6)ブレインP <3655> 、(7)トランザク <7818> 、(8)川崎汽 <9107> 、(9)GMOクラウ <3788> 、(10)タムラ <6768> 。
値下がり率上位10傑は(1)三桜工 <6584> 、(2)OBC <4733> 、(3)ネットマーケ <6175> 、(4)enish <3667> 、(5)スターマイカ <2975> 、(6)レオパレス <8848> 、(7)三共 <6417> 、(8)ADワークス <3250> 、(9)小野測器 <6858> 、(10)サイバネット <4312> 。
【大引け】
日経平均は前日比204.09円(0.95%)高の2万1620.88円。TOPIXは前日比12.45(0.80%)高の1568.82。出来高は概算で9億1951万株。東証1部の値上がり銘柄数は1640、値下がり銘柄数は422となった。日経ジャスダック平均は3460.99円(11.17円高)。
[2019年7月23日]
株探ニュース
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