日経平均;29256.03;+94.23TOPIX;1963.74;+3.99
[寄り付き概況]
15日の日経平均は94.23円高の29256.03円と続伸して取引を開始した。前日14日の米国株式市場はまちまち。ダウ平均は85.85ドル安の34393.75ドル、ナスダックは104.72ポイント高の14174.14で取引を終了した。連邦準備制度理事会(FRB)が今週15日から16日にかけて開催する連邦公開市場委員会(FOMC)を控えた調整にダウは寄り付きから下落。終日軟調に推移した。10年債利回りが依然1.5%を割り込んだ水準で引き続き安定したためハイテク株は強く、ナスダック総合指数を押し上げ。終値で史上最高値を更新した。
今日の東京株式市場は買いが先行した。昨日の米株式市場で主要3指数(ダウ平均、ナスダック総合指数、S&P500)がまちまちの動きとなり、方向感が出にくい中、外為市場で1ドル=110円00銭台と昨日15時頃に比べ30-40銭ほど円安・ドル高に振れたことなどが株価支援要因となった。また、昨日の日経平均が終値で5月10日以来の高値水準となったことから、日経平均が29000円絡みの保合い相場を上放れる態勢となっているとの見方もあった。一方、明日のFOMC結果発表やパウエルFRB議長の記者会見、17-18日の日銀金融政策決定会合を前に、積極的な買いを見送るムードも継続したが、寄り付き段階では買いが優勢だった。
セクター別では、精密機器、不動産業、電気機器、機械、金属製品などが値上がり率上位、海運業、鉄鋼、空運業、その他製品、卸売業などが値下がり率上位に並んでいる。東証1部の売買代金上位では、東エレク<8035>、ソニーG<6758>、キーエンス<6861>、武田薬<4502>、三井ハイテック<6966>、ファナック<6954>、クボタ<6326>、SMC<6273>、村田製<6981>、SUMCO<3436>、テルモ<4543>、JR西<9021>などが上昇。他方、ソフトバンクG<9984>、任天堂<7974>、エムスリー<2413>、マネックスG<8698>、JAL<9201>、日本製鉄<5401>、神戸物産<3038>、東芝<6502>、三菱商事<8058>などが下落している。 <FA>
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