日経平均株価
始値 20264.82
高値 20571.28(13:01)
安値 20204.43(09:03)
大引け 20555.29(前日比 +195.59 、 +0.96% )
売買高 13億4582万株 (東証1部概算)
売買代金 2兆4613億円 (東証1部概算)
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■本日のポイント
1.日経平均は続伸で2万0500円台上回る、円安とアジア株高が追い風
2.中国貿易統計受け景気減速懸念が強まるも、中国政府の経済対策に期待感
3.外国為替市場で1ドル=108円台後半までドルが買われ投資家心理改善
4.機械株や電機・精密セクターなど上昇し、全体売買代金にも厚みが加わる
5.Fリテ1銘柄で日経平均72円押し下げるも、7割の銘柄が上昇して吸収
■東京市場概況
前日の米国市場では、NYダウは86ドル安と続落、中国の貿易統計で輸出と輸入が前年同月比で減少したことが警戒され売りが優勢となった。
3連休明けの東京市場では、前日の米株安もドル・円相場が円安方向に振れたことなどを背景に日経平均株価はリスクを取る動きが継続した。
15日の東京市場は、寄り付きこそ安く始まったが下値は堅く、その後は次第に買いが優勢となった。前日の米国株市場では中国景気減速懸念などを背景にNYダウなど主要指数が安かったものの、外国為替市場で取引時間中に1ドル=108円台後半まで円安が進んだことがフォローの風となった。また、中国政府の経済対策への期待感も加わり、上海株や香港株などアジア株が上昇、これを横目に円安に呼応する形で先物を絡めたヘッジファンド筋の買い戻しなどが寄与した。業種別には機械株や電気・精密セクターなどが上昇を牽引、東証1部全体の7割の銘柄が高くなった。売買代金も連休明けにしては厚みがあり、ファーストリテ1銘柄で日経平均を72円も押し下げたが、それでも200円近い上昇でフシ目の2万0500円台を上回って着地した。
個別では、売買代金トップの任天堂<7974>が大きく水準を切り上げたほか、トヨタ自動車<7203>も堅調。日立製作所<6501>、ソニー<6758>なども買いを集めた。オリンパス<7733>がストップ高で異彩を放った。IDOM<7599>が物色人気となり、フィックスターズ<3687>も値を飛ばした。いちご<2337>、コシダカホールディングス<2157>が大幅高、タマホーム<1419>、新日本科学<2395>も急速に上値を追った。
半面、ファーストリテイリング<9983>が大幅安、ピジョン<7956>も軟調。セコム<9735>、セブン&アイ・ホールディングス<3382>などが売り込まれ、東京電力ホールディングス<9501>など電力株も安い。三機サービス<6044>、システムインテグレータ<3826>は一時ストップ安となり、OSG<6136>も売られた。ネオス<3627>、MonotaRO<3064>なども値を下げた。
日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄はファナック <6954> 、オリンパス <7733> 、東エレク <8035> 、京セラ <6971> 、TDK <6762> 。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約97円。
一方、マイナス寄与の上位5銘柄はファストリ <9983> 、セコム <9735> 、セブン&アイ <3382> 、アサヒ <2502> 、大塚HD <4578> 。押し下げ効果は約86円。うち72円はファストリ1銘柄によるもの。
東証33業種のうち上昇は27業種。上昇率の上位5業種は(1)精密機器、(2)機械、(3)電気機器、(4)その他製品、(5)石油石炭製品。一方、下落率の上位5業種は(1)電気・ガス業、(2)陸運業、(3)食料品、(4)医薬品、(5)小売業。
■個別材料株
△コシダカHD <2157>
9-11月期(1Q)経常は33%増益で着地。
△いちご <2337>
3-11月期(3Q累計)経常が26%増益で着地・9-11月期も3.4倍増益。
△トレファク <3093>
3-11月期(3Q累計)経常が34%増益、自社株買いも好感。
△フィルC <3267> [東証M]
今期経常は63%増で5期連続最高益更新へ。
△メディア工房 <3815> [東証M]
25万株を上限とする自社株買いを実施。
△エクスM <4394> [東証M]
19年11月期は22%営業増益見通し。
△ロゼッタ <6182> [東証M]
3-11月期(3Q累計)経常が22倍増益で着地。
△ベイカレント <6532>
26万5000株を上限とする自社株買いを実施へ。
△インターアク <7725>
今期経常最高益予想を39%上乗せ、配当も2円増額。
△セルシード <7776> [JQG]
自己細胞シートによる軟骨再生治療を厚生労働省が承認。
▼ベクトル <6058>
9-11月期(3Q)経常は28%減益。
▼ADプラズマ <6668> [東証2]
今期経常を一転40%減益に下方修正。
東証1部の値上がり率上位10傑は(1)ベイカレント <6532> 、(2)オリンパス <7733> 、(3)IDOM <7599> 、(4)トレファク <3093> 、(5)インターアク <7725> 、(6)Fスターズ <3687> 、(7)SKジャパン <7608> 、(8)いちご <2337> 、(9)イワキ <8095> 、(10)コシダカHD <2157> 。
値下がり率上位10傑は(1)三機サービス <6044> 、(2)SI <3826> 、(3)ベクトル <6058> 、(4)Fブラザーズ <3454> 、(5)久光薬 <4530> 、(6)スターマイカ <3230> 、(7)SFOODS <2292> 、(8)OSG <6136> 、(9)モリト <9837> 、(10)ネオス <3627> 。
【大引け】
日経平均は前日比195.59円(0.96%)高の2万0555.29円。TOPIXは前日比12.99(0.85%)高の1542.72。出来高は概算で13億4582万株。東証1部の値上がり銘柄数は1033、値下がり銘柄数は1003となった。日経ジャスダック平均は3321.80円(26.95円高)。
[2019年1月15日]
株探ニュース
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