東京株式（前引け）＝米株安と円高などを嫌気して売り継続

　６日前引けの日経平均株価は前日比２０２円５０銭安の２万２４１９円８８銭と続落。前場の東証１部の売買高概算は７億３０２１万株、売買代金概算は１兆２１８９億６０００万円。値上がり銘柄数は７８７、対して値下がり銘柄数は１１７０、変わらずは８２銘柄だった。

　きょう前場の東京株式市場は、前日の米国株安を受けてリスク回避の売りに押された。取引時間中に為替が円高方向に振れたことも影響して日経平均は２００円を超える下げとなり、前場段階で２５日移動平均線を下回るなど調整色を強めている。半導体関連が下げ止まる動きをみせたほか中小型材料株の一角は買われているものの、今週末のメジャーＳＱが意識されるなか、先物主導で日経２２５採用銘柄への売り圧力は強い。

　個別ではファーストリテイリング<9983.T>が安く、ソニー<6758.T>、村田製作所<6981.T>なども軟調。ジーンズメイト<7448.T>が急落、北の達人コーポレーション<2930.T>、ヤマシンフィルタ<6240.T>も大幅安。東洋ゴム工業<5105.T>、日本エスコン<8892.T>なども下落した。半面、任天堂<7974.T>が堅調、東京エレクトロン<8035.T>、ＴＤＫ<6762.T>などが買い優勢となった。日特建設<1929.T>が商いを膨らませ大幅高、ＬＩＴＡＬＩＣＯ<6187.T>、ディー・エル・イー<3686.T>、さが美<8201.T>なども値を飛ばした。

出所：株経ONLINE（株式会社みんかぶ）