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足元の企業業績は最高だが、株価は上げにくい

昨日の米国株式相場は高安まちまちとなった(DJIA -88.69 @25,733.66, NASDAQ +29.92 @7,889.10)。ドル円為替レートは110円台後半の前日比やや円安水準での動きだった。本日の日本株全般は上げる銘柄が多かった。東証1部では、上昇銘柄数が1,317に対して、下落銘柄数は678となった。騰落レシオは86.49%。東証1部の売買代金は1兆8214億円。

TOPIX ±0 @1,698
日経平均 +48円 @22,411円

TOPIXはほぼ変わらず、日経平均は小幅高となった。ただ、ファーストリテイリング1銘柄だけで日経平均を約50円押し上げたので、実質的には前日比ほぼ変わらずと言える。円相場がやや円安となったことと、上海株が反発したことが相場全体を下支えした。米中両国の事務レベルによる貿易協議や、米カンザス連銀主催の経済シンポジウムであるジャクソンホール会議を控えて、様子見が多かった。

トランプ米政権は日本時間午後1時1分に160億ドル分の中国製品に対する制裁関税を発動した。中国も同じ規模で報復措置を講じた。これは既に予定されていたことであり、サプライズとはならず、株式市場への影響は限定的であった。

米国株式相場は過去最長(20%の調整を伴わない期間が2009年3月を起点に3453日)を記録したと報道されているが、東京市場は米国株高の勢いに乗れていない。日経平均ベースの予想一株利益EPSは1,700円程度まで上げており、バブル時代のピークである約700円を大きく上回っている。しかし、将来の期待成長率gがバブル時代は5~6%くらいあったものが、現在は1~2%くらいまで低下しているため、株価はそれほど上がらない。

株価は定率成長モデルでざっくりと次式で表現できる。株価P=予想EPS/(r-g)。rは株主資本コスト(=株主が要求する収益率)は日本株全体の平均は8%と仮定し、EPSの期待成長率は日本経済の潜在成長率である1~2%と見積もる。バブルのピーク時の日経平均株価P=700/(0.08-0.062)=38,888円。現在の日経平均株価P=1,700/(0.08-0.01)=24,285円。現在の株価はこれよりも割安となっているが、当たらずとも遠からずの値となっている。

33業種中17業種が上げた。上昇率トップ5は、石油・石炭(1位)、小売(2位)、サービス(3位)、パルプ・紙(4位)、繊維製品(5位)となった。


2件のコメントがあります
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    yoc1234さん
    2018/8/23 23:26
    こんばんは。

    トヨタやホンダは買いにくそうね。

    イオンはほぼ上限付近での動き。

    JR東海もおなじ。

    絶好調だったダイワハウスは売ったらやっぱり下げてる。

    現金で持ってるのが一番。

    日銀も買わないから。
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    優利加さん
    2018/8/24 00:12
    高値圏にある銘柄は買わず、むしろ売り目線で監視し、安値圏でうろうろしている銘柄を分割で仕込むのが良い結果が得られます。仕込んでから1年くらいは待つ覚悟で。
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