大引けの日経平均は前日比321.13円安の21602.59円となった。終値としては4月2日以来、およそ1カ月ぶりの安値水準となる。東証1部の売買高は14億9623万株、売買代金は2兆7476億円だった。業種別では、全33業種がマイナスとなり、精密機器、空運業、化学、非鉄金属、ガラス・土石製品が下落率上位だった。東証1部の値下がり銘柄は全体の84%、対して値上がり銘柄は13%となった。
個別では、前述のトヨタ自や任天堂<7974>、ソニー<6758>、村田製<6981>といった売買代金上位は全般さえない。トヨタ自は決算発表直後に一時プラス転換したが、買いは続かなかった。武田薬<4502>やコマツ<6301>は3%前後下落し、SUMCO<3436>は5%の下落。JAL<9201>は旅客システムの不具合発生を嫌気した売りが出た。また、スミダ<6817>やヤマハ発<7272>、ミルボン<4919>は決算を受けて急落し、東証1部下落率上位に顔を出した。一方、ZOZO<3092>が商い活発で8%の上昇。売り方の買い戻しが続き、短期的な戻りに期待した買いも入ったようだ。4月の国内「ユニクロ」既存店売上高が減収となったファーストリテ<9983>や決算発表のオリックス<8591>は朝方売りが先行したものの、プラスに切り返した。前期業績を下方修正したアイフル<8515>は悪材料出尽くし感から急伸。また、いであ
<9768>などが東証1部上昇率上位に顔を出した。
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