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【↓】日経平均 大引け| 4日ぶり反落、米株安受け利益確定売りを誘発 (12月10日)

配信元:株探
投稿:2019/12/10 16:17

日経平均株価
始値  23372.39
高値  23449.47(12:31)
安値  23336.93(09:24)
大引け 23410.19(前日比 -20.51 、 -0.09% )

売買高  10億4711万株 (東証1部概算)
売買代金  1兆9042億円 (東証1部概算)

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■本日のポイント

 1.日経平均は4日ぶり反落、前日の米株安を受け利益確定売りを誘発
 2.11日のFOMCの結果やパウエルFRB議長の記者会見を前に買い手控え
 3.対中関税第4弾の全面発動の期限を来週15日に控えていることも警戒
 4.下値では押し目買い意欲旺盛で下げ幅限定的、狭いゾーンでのもみ合い
 5.為替市場やアジア株市場の動向はまちまちで全体相場に与える影響軽微

■東京市場概況

 前日の米国市場では、NYダウは105ドル安と4日ぶりに反落した。FOMCなど重要イベントを前に買い手控え気分が強く、目先の利益確定売りが優勢となった。

 東京市場では、売り優勢の展開で日経平均株価は反落となったが、下値では押し目買いが厚く、前日終値を小幅に下回る狭いゾーンでのもみ合い展開が続いた。

 10日の東京市場は、前日の米国株市場でNYダウなど主要株指数が下落したことを受け利益確定の売りに押される展開となった。11日のFOMCの結果やパウエルFRB議長の記者会見を見極めたいとの思惑から買いが手控えられた。12日にはECB理事会やブレグジットの行方を左右する英国総選挙などが気にされているほか、対中制裁関税第4弾の全面発動が来週15日に期限を迎えることで、これも警戒されている。ただ、下値では押し目買い意欲旺盛で下げ幅は限定的、日経平均は小幅ながらプラス圏に浮上する場面もあった。外国為替市場では1ドル=108円台後半で動きが乏しく、アジア株も高安まちまちで、全体相場に与える影響は軽微だった。東証1部の値上がり銘柄数と値下がり銘柄数は拮抗した。売買代金は3日連続で2兆円を下回った。

 個別では、任天堂<7974>が群を抜く売買代金をこなし連日で1000円を超える上昇、ソニー<6758>も堅調。太陽誘電<6976>が買い優勢、武田薬品工業<4502>第一三共<4568>も上昇した。エクセル<7591>がストップ高に買われ、学情<2301>いであ<9768>も値を飛ばした。昭和電線ホールディングス<5805>テレビ朝日ホールディングス<9409>なども物色人気。千趣会<8165>も大きく上昇した。
 半面、トヨタ自動車<7203>が軟調、キーエンス<6861>東京エレクトロン<8035>も冴えない。日本電産<6594>が売りに押され、エーザイ<4523>も安い。東京電力ホールディングス<9501>はじめ電力株も総じて下落した。トクヤマ<4043>が下落、ヤマトホールディングス<9064>アイスタイル<3660>サイバーエージェント<4751>なども下値を探った。

 日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄は第一三共 <4568>アドテスト <6857>中外薬 <4519>セコム <9735> 、コナミHD <9766> 。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約29円。
 日経平均へのマイナス寄与度上位5銘柄はファストリ <9983>東エレク <8035>エーザイ <4523>TDK <6762>ダイキン <6367> 。5銘柄の指数押し下げ効果は合計で約27円。

 東証33業種のうち上昇は10業種。上昇率の上位5業種は(1)その他製品、(2)医薬品、(3)水産・農林業、(4)情報・通信業、(5)繊維製品。一方、下落率の上位5業種は(1)電気・ガス業、(2)パルプ・紙、(3)輸送用機器、(4)陸運業、(5)鉄鋼。

■個別材料株

学情 <2301>
 今期経常は16%増で5期連続最高益、5円増配へ。
△アイスタディ <2345> [東証2]
 ブロックチェーン企業と業務提携し導入支援。
神戸物産 <3038>
 みずほ証券が新規に買い推奨。
△鳥貴族 <3193>
 いちよし証券がレーティングを「B」に格上げ。
日東網 <3524>
 上期営業利益は61%増。
システムディ <3804> [JQ]
 前期経常最高益予想を22%上乗せ、配当も3円増額。
ヘリオスTH <6927>
 子会社売却と新会社設立を好感。
エクセル <7591>
 加賀電子 <8154> との経営統合を発表。
日本創発G <7814> [JQ]
 1→4の株式分割を実施。
テレ朝HD <9409>
 東映 <9605> を持ち分法適用関連会社化。

コーセーRE <3246>
 子会社で不適切行為が発覚。
フィルC <3267> [東証M]
 受注の伸び鈍化を嫌気。

 東証1部の値上がり率上位10傑は(1)エクセル <7591> 、(2)学情 <2301> 、(3)いであ <9768> 、(4)gumi <3903> 、(5)ミサワ <3169> 、(6)デジハHD <3676> 、(7)昭電線HD <5805> 、(8)マイネット <3928> 、(9)テレ朝HD <9409> 、(10)WSCOPE <6619>
 値下がり率上位10傑は(1)ライクキッズ <6065> 、(2)カネコ種 <1376> 、(3)トクヤマ <4043> 、(4)アトラエ <6194> 、(5)ポプラ <7601> 、(6)サンデンHD <6444> 、(7)ミライアル <4238> 、(8)ヤマトHD <9064> 、(9)関西電 <9503> 、(10)アイスタイル <3660>

【大引け】

 日経平均は前日比20.51円(0.09%)安の2万3410.19円。TOPIXは前日比1.30(0.08%)安の1720.77。出来高は概算で10億4711万株。東証1部の値上がり銘柄数は989、値下がり銘柄数は1035となった。日経ジャスダック平均は3735.06円(13.52円高)。

[2019年12月10日]


株探ニュース
配信元: 株探

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